【寄稿】台南市が「王育徳紀念館」と「黄昭堂紀念公園」の設立準備
文:王明理(台湾独立建国聯盟日本本部委員長)
台南市では現在、王育徳紀念館の完成に向け、工事が進められている。場所は台南駅の近くで、昭和天皇が皇太子時代に滞在した台南州知事公邸(すでに復元されている)の斜め前に位置し、古跡指定された日本時代の家屋を修復して、これにあてる。完成は2018年9月9日を予定している。
一方、王育徳と共に日本で台湾独立運動を始めた黄昭堂は帰台後、台湾独立建国聯盟主席を務める傍ら、陳水扁時代の国策顧問に就任した。台南市は、黄昭堂の業績を讃えるため、かれの故郷台南市七股に大規模な記念公園を建設する。4月21日に地鎮祭が行われる予定である。
台南市は、「政治の首都・台北」に対して、「文化の首都・台南」を目指していて、その一環として、数々の日本時代の古跡を修復する工事をしてきた。林デパートや料亭鶯、上に述べた台南州知事公邸などがそれである。日本時代に整備された台南公園は、戦後、国民党政権によって中国風に変えられたが、頼市長は本来の姿に戻す工事を進めているところである。
・「黄昭堂紀念公園」予定地への交通図へのリンク
http://msntw.com/6409/
・4月21日午前9時からの「黄昭堂紀念公園」地鎮祭の式次第へのリンクhttps://images.plurk.com/3pl8SgCaWl27F1Ojij8C.jpg
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2017.4.6 09:00