【2月4日 台湾週報】
中央選挙委員会は2月1日に委員会議を開き、游錫堃氏(民進党元主席)が提案した
国民投票第5案(台湾名義による国連加盟)および、蕭万長氏(国民党副総統候補)が
提案した国民投票第6案(中華民国または尊厳ある名称による国連復帰)の審査が行わ
れた。
国民投票第5案および第6案の審査結果、いずれも公民投票法第12条第1項の規定に
ある連署人数82万5,359人以上に合致していたことから、両案の国民投票を通過し、総
統選挙と同日の3月22日に投票を実施することを決定した。
中央選挙委員会は、第12代総統副総統選挙の投票用紙を白色とし、2枚の国民投票の
投票用紙をピンク色とすることを決定した。また、投票順序を第7回立法委員選挙と同
様の方式である「二段階受取、一段階投票」とすることを決定した。
国民投票第5案
「1971年に中華人民共和国が中華民国に代わって国連に加盟し、台湾は国際社会の孤児
となりました。台湾の国民意志を強烈に表明し、台湾の国際社会での地位および参加を
高めるため、政府が『台湾』の名義で国連に加盟することに同意しますか?」
国民投票第6案
「わが国の国連への復帰およびその他国際組織の加盟申請の際、実務的、弾力的な戦術
で、中華民国名義または台湾名義、あるいはその他の参加可能かつ尊厳ある名称で、国
連の復帰およびその他国際組織の加盟を申請することに同意しますか?」