『フォルモサ便り』広枝音右衛門警部を語る─元部下だった劉維添さん

【台湾国際放送ニュース】
http://japanese.rti.org.tw/Content/WhatsOnRtiSingle.aspx?ContentID=74615

 苗栗県南庄郷にある獅頭山は、まさに霊山という雰囲気の漂う、清浄な山の中にあり
ます。9月26日、獅頭山勧化堂の董事長、黄錦源氏に快く迎えていただき勧化堂に祀られ
る、広枝音右衛門(ひろえだ・おとうえもん)警部の慰霊祭に、参列いたしました。

 その昔、台湾で勤務していた茨城県出身の広枝音右衛門警部は、海軍巡査隊2000名の総
指揮官として昭和18年末にフィリピンのマニラへ向います。昭和20年2月米軍がマニラに
上陸し、総攻撃の命令が下されたのですが、一人でその責を担って、2月23日に自決され
ました。台湾人の部下には「命を大切にして、生きて台湾へ帰るように」と暗に投降を勧
めたそうで、そのお蔭で玉砕せずに台湾へ帰ることができた人々が、昭和51年9月26日に
郷里南庄郷獅頭山勧化堂に、広枝警部のお位牌を作って祀りました、日本からも関係者を
招いて慰霊祭を行いました。

 帰還した人々も年々少なくなり、今年はたった一人になった部下の劉維添さんが、勧化
堂で慰霊祭を行うというので、台北から日本人の知人二人と共に参列することになりまし
た。

 劉維添氏は今年86歳になられるそうですが、まだまだ矍鑠としておられます。マニラで
は広枝警部と行動を共にされたという、当時小隊長をなさっていた劉維添さんから、広枝
警部の思い出を語っていただきました。

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