台湾政府は本年を「特別パートナー関係促進年」と位置づけ、1、日本との「
台日青年ワーキングホリデー」協定の締結、2、台北松山空港−東京羽田空港の新航路開
設、3、北海道・札幌市に弁事処(領事館に相当)の設置、4、故宮博物院展覧会の開催
、5、太陽電池分野での台日企業協力の推進を表明している。
「松山−羽田の新航路開設」については、台湾側が羽田空港の拡張工事が終わ
る10年10月をめどに定期チャーター便を開設する方針を固め、亜東関係協会の蔡明耀・秘
書長は「これは我々の希望であり期待だ。双方が話し合わなければ決まらない」と述べ
、慎重な発言をしているが、これはほぼ実現する見込みだ。
一方、「ワーキングホリデー制度の実現」について、2月12日、日華議員懇談会
の平沼赳夫会長は台湾の青年記者訪問団に対して「近日中に実現できるとの見通しを示
した」という。また、札幌市に弁事処を設置する件についても、同懇談会の藤井孝男幹事
長は「実現に向けて働きかけている」と表明したという。
ちなみに、ワーキングホリデー制度とは「最長1年間 異なった文化の中で休暇
を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために 付随的に就労することを認める特別
な制度」のことで、すでに日本はオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フ
ランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマークの9カ国との間で実施している。(編集部)
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台日間のワーキングホリデー制度、今夏にも実現の見通し
【2月14日 台湾国際放送ニュース】
http://japanese.rti.org.tw/Content/GetSingleNews.aspx?ContentID=73603
日本で台湾に友好的な超党派議員連盟、日華議員懇談会が日本と台湾の間での
ワーキン
グホリ デー制度を今年夏休みまでに実現できるよう期 待した。日華議員懇談会
は12日、
台湾の青年記者訪問団と対面した。席上、同懇談会の平沼赳 夫会長(左)は、ワ
ーキン
グホリデー制度は近日中に実現できるとの見通しを示した。
また、中華民国が進めている北海道札幌における代表処設置についても、実現
に向けて
働きかけていると述べた。同懇談会の藤井孝男幹事長は、ワーキングホリデー制
度は夏休
みまでに実現できるとしている。日本はオーストラリアなど、すでに九つの国と
の間でワ
ーキングホリデー制度を実施している。同懇談会では、これは馬英九・総統の、
双方の若
者の交流拡大に対する期待に応えるものとしている。
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