昨日発売された「週刊文春」(9月20日号)の「阿川佐和子のこの人に会いたい」(第93
9回)に登場し、尖閣諸島について「尖閣諸島は昔も今も日本の領土です」と、理由も明ら
かにして明言されています。
9回)に登場し、尖閣諸島について「尖閣諸島は昔も今も日本の領土です」と、理由も明ら
かにして明言されています。
「生命の旅」の記者会見でも尖閣諸島に関して話されていましたが、「週刊文春」では
「私は台湾と日本の歴史を知っているからそう言うんです」と述べ、台湾政府や中国政府
が領土宣言する経緯、馬英九氏が「ボストン通信」に書いたことなどを詳しく解説。そし
て「でも一番の問題は、日本が毅然とした態度を取らないことです」とグサリ。
また、丹羽宇一郎・駐中国日本大使についても「まずいことばかり起こしている。それ
は『国家』が頭の中心にないから。そこが政治家と企業家は違う」とバッサリ。
李元総統の発言が正鵠を射ているだけに、インタビューは終始、李元総統の話すがまま
という印象です。
特に日本の総理からリーダーシップがなくなったことについて、誰からだったか、どう
してか、李元総統の観方を読んで思わず膝を打ってしまいました。未だにこの総理を評価
する向きもありますが、哲人政治家と言われる「具眼の士」の観方はやはり違います。返
す刀で馬英九氏についても「リーダーシップは見当たらない」と喝破されています。
インタビューの最後に阿川さんが「一筆御礼」を書かれている。ご尊父で本会初代会長
の阿川弘之さんはかつて「李登輝元総統を総理大臣に」と述べたことがある。おそらくこ
のインタビューを褒められるに違いない。
◆週刊文春(9月20日号)
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/1773