3月4日、襟裳岬で知られる北海道幌泉郡(ほろいずみぐん)えりも町と花蓮県花蓮県豊浜郷が「友好交流協定」を締結しました。
調印式はオンラインで行われ、大西正紀(おおにし・まさき)町長と邱福順・郷長が臨み、台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表や台北駐日経済文化代表処札幌分処の粘信士処長ら関係者30名ほどが立ち合ったそうです。
Taiwan Today誌は、立ち会った李逸洋代表が「豊浜郷とえりも町はいずれも太平洋に面しており、自然景観、海岸線が広がる環境、観光・漁業が盛んなど多くの共通点がある。
協定の締結により、経済、文化、観光、教育、スポーツなど多様な分野で協力と交流が促進され、台湾と日本の地方自治体同士の結びつきがさらに深まるだろう」と期待を寄せたことを伝えています。
また、豊浜郷の邱福順郷長が「豊浜郷は山と海に囲まれたエリアで、壮大な東海岸の景観を有し、アミ族、カバラン族、サキザヤ族、ブヌン族など台湾先住民族の文化が交わる重要な地域だ。
えりも町とは遠く離れているものの、同じく海に面し、自然資源や地域の文化を大切にしている点で共通している」と、協定締結の意義を述べたことも伝えています。
札幌分処によれば、えりも町と豊浜郷の「友好交流協定」は北海道の自治体と台湾の自治体の都市間交流協定として23件目となるそうで、昨年12月22日の宮崎県延岡市と台南市の「友好交流協定」以来となり、今年初めての日台都市間協定となりました。
また、1979年10月の青森県大間町と雲林県虎尾鎮の「姉妹町」締結からは182件(本会調査)となります。
◆豐濱郷與日本北海道襟裳町締結友好交流協定 台日地方交流再添新頁 【豐濱郷公所「新聞稿」:2026年3月4日】 https://www.feng-bin.gov.tw/News_Content.aspx?n=39988&sms=28691&s=204249
花蓮県豊浜郷、北海道えりも町と友好交流協定 多元的な交流推進へ【中央通信社:2026年3月5日】https://japan.focustaiwan.tw/society/202603050006
(花蓮中央社)東部・花蓮県豊浜郷は4日、北海道えりも町と友好交流協定を結んだ。
双方は今後、相互信頼と尊重を基に、多元的な協力と交流を推進するとしている。
協定は台北駐日経済文化代表処札幌分処(領事館に相当)の後押しで実現。
この日はオンライン形式で調印式が開かれ、邱福順郷長と大西正紀町長、李逸洋(りいつよう)駐日代表(大使に相当)、札幌分処の粘信士(ねんしんし)処長(総領事に相当)らが出席した。
李代表は、豊浜郷とえりも町はいずれも太平洋に面し、自然景観や観光、漁業などの面で多くの共通点があると指摘。
協定の締結を通じて経済や文化、観光、教育、スポーツなどの分野での協力と交流が進み、台日の地方のつながりが深まると述べた。
邱郷長は豊浜郷について、雄大な東海岸の景観を有し、複数の台湾原住民(先住民)族の文化が交わる重要な地域だと強調。
えりも町とは共に海に面し、自然資源や地元の文化を大切にしていることに触れ、協定の締結は双方の友好関係の始まりを象徴するものだと語った。
協定では、相互理解や協力の促進、観光発展、文化交流、特産品のPRなどを推進し、経済的な相互利益の創出を目指す。
また青少年交流による次世代の相互理解や、相互訪問による友好関係の深化を通じて、地方の発展や繁栄につなげる方針。
豊浜郷公所(役場)は、台日地方交流の重要な成果の象徴であるだけでなく、将来の文化や観光、産業協力の良好な基礎を築くものだとし、地方の持続可能な発展に共同で取り組みたいとしている。
(李先鳳/編集:齊藤啓介)。
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