【祝】 北海道余市町と彰化市が覚書を格上げして「友好交流協定」を締結

 今年5月、ワインやウイスキーの醸造業が盛んな北海道余市町(よいちちょう)が18日に彰化市と「友好交流に関する覚書」を結び、翌19日には宜蘭県員山郷と「友好交流協定」を立て続けに結んだことを驚きとともにお伝えしました。これまでも2012年12月の群馬県や2014年7月の加賀市などの例がありますが、近年は稀なことだったからです。

 さらに驚かされたのは、余市町と彰化市は覚書を結んでからまだ2ヵ月ほどしか経っていないにもかかわらず、7月21日、彰化市の林世賢・市長ら訪問団が余市町を訪れ、斉藤啓輔・町長と「友好交流協定」を調印したそうです。

 最近では、昨年7月に佐渡市と高雄市が「友好交流覚書」を結び、1年後の本年7月22日に高雄市の林欽栄副市長らが佐渡市を訪れ、新たに設置された山本悌二郎(やまもと・ていじろう)のレプリカ銅像の除幕式に臨み、併せて「友好交流協定」を締結した例はありますが、余市町と彰化市のように、これといったイベントもないまま、覚書締結から2ヵ月足らずで格上げして協定を結ぶケースは、恐らく初のケースかと思います。

 ちなみに、粘信士・台北駐日経済文化代表処札幌分処処長は5月のオンラインで結んだ覚書のときに立ち合っていますが、今回も立ち合っています。

 今年は日台間で結ぶ都市間提携が多く、佐渡市と高雄市の「友好交流協定」への格上げ締結で13件目となっています。余市町と彰化市の「友好交流協定」は本年の格上げ締結ですのでカウントしていません。

 また、日台間の都市間提携は、1979年10月の青森県大間町と雲林県虎尾鎮の「姉妹町」締結以来、126件(本会調査)となっています。

※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。


投稿日

カテゴリー:

投稿者: