第4回台湾研修ツアー報告
【1日目・6月11日】名古屋―台北、李登輝元総統表敬訪問 B
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 李登輝さんによる御菓子手配りハプニングが終わって、再び談話がはじまる。秘書の方も改めて時間を気に掛ける目線を送るのだが、ここで止めてしまったのでは、かえって体調を崩されるのではないかと思うくらいに声にも表情にも弾みが出てきた。
 しかし、さすがに重冨支部長もお体を心配され、「そろそろ時間も迫ってきたようですので・・・」と言いかけたところ、李登輝さんは「あれっ、質問への回答はまだでしょ」・・・と。
 全員、心の中では、「エッ、これから質疑なの」と思ったそうだ。勿論、体調さえ問題なければ有難い限りである。
 談話が、始まって1時間半を経過、ここで先般送付した質問項目を手に取り、語りはじめる。
 事前に出した質問以外にも、その場で質問を求めたことから、劉さんからある人物の論評について質問。
 ここで李登輝さんは、更に元気になられ、答えられた。
 李登輝さんの話は、2時間半続いた。これだけ時間を占有し、お疲れのなか、こんなことまでして良いのだろうかな?なんて思う間もなく「では写真を撮りましょう」李登輝さんからの呼びかけに、全員ツーショット。 李登輝さん自身の気づかいもあったと思いますが、時間が経つほどに、上機嫌になられた。
  「撮影会?を終え玄関まで見送りに出てこられた、李登輝さんと訪問団皆が、遠方一点を見つめているのは、この邸宅の前がちょっとした渓谷になっており、対岸の山にテレビ局のカメラがあるらしく、それに向け、皆が応えているもの。 確かに、対岸から見張っていれば、誰が訪問したか分ることになる。
 自宅でお会いしてみての印象は、とても親しみやすい方であるのだが、やはり、元総統の発言は、今尚、影響力は大きい。馬英九総統も、更には中国にとっても常に気になる存在だ。
 また、李登輝元総統を小林よしのり氏は、「天皇に次ぐ公人」と評したが、私心を持たず、常に公のことを思うところは、後の陳水偏氏が持ち合わせていたら、今の台湾は違う方向に行っていたのだろうと思う次第である。
 お招きいただきました事、心より感謝申し上げます。
 目玉の表敬訪問を終え、参加者による食事会が行なわれ、初日は終了。
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