朝日「誤報」問題の最新報告2編

朝日新聞は台湾を中国の一部とする地図を掲載した誤報問題で、目下「中国の走狗」としての驚くべき本性を剥き出しにしている。以下はそのことを報告するブログ「台湾は日本の生命線!」における5月4日と5日の記事。

【4日記事】許すな朝日新聞!―広報部が「誤報訂正の拒否」で卑劣な防戦 (付:抗議読者vs朝日の談判録音)

【5日記事】朝日「誤報」事件―釈明記事は欺きだった(付:抗議者から逃げる朝日広報部の対応録音)

朝日広報部に電話をかけ、相手の対応を録音し、公開することも呼びかけている。

協力を!

台湾の声編集部

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許すな朝日新聞!―広報部が「誤報訂正の拒否」で卑劣な防戦 
(付:抗議読者vs朝日の談判録音)

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■産経、夕刊フジの新「攻撃目標」は朝日らしい 

昨年、台湾を中国領扱いにする地球儀を問題視し、メーカーの学研トイズを解散へ追いやった夕刊フジと産経新聞。当時両紙の記事(同一記事)で煽られた国民の抗議の声は強烈だったが、今度の攻撃目標は朝日新聞らしい。

六月三日の夕刊フジと四日の産経新聞(東京朝刊のみ)の記事(両者はほぼ同じ内容)によれば、五月二十六日の朝日新聞朝刊に掲載された「核兵器をめぐる現状」という地図で、米、英、中など「核保有5大国」が赤く色づけされる中、「何と、台湾まで赤くなっていたのだ」(夕刊フジ)。

朝日のサイトでは今でもこの地図は掲載されたままだ。

これは朝日が台湾を核保有国と思い込んでのミスかと言えば、そんなはずはない。台湾を中国の一部と思い込んでのミスだ。しかし朝日とあろうものが、このような過失を犯すだろうか。これは過失ではなく故意ではないのか。

もし朝日が台湾と中国とを色分けしてしまったら、中国は黙っていないだろう。だから故意にそうした、としか思えない。

やったのは外報部の国際グループだと言われるが。

■誤報を「誤報」と認めないばかりか・・・

いずれにせよ、故意であれ過失であれ、訂正をするべき重大な「誤報」であることに変わりはない。

朝日の新聞広報部は二日夜、台湾の駐日大使館に相当する「台北駐日経済文化代表処からの申し入れがあり、当社としての見解を丁寧にご説明する予定です」とのコメントを文書で寄せたそうだが、それは訂正記事を出すと言うことだろうか。

そこで三日午後、私は東京本社の広報部に電話を掛け、どのような考えかを聞いてみたのだが・・・。

電話に出た男性は傲慢だった。「朝日は台湾と言う国を中国の一部と考えているのか」と切り出した私に、「政府は台湾を国とは思っていない」と食って掛かってきた。威圧して話を遮ろうとの魂胆だ。私の「質問」を「意見」として承るなどと言って門前払いにしようとしているのは明白。「ここは意見だけを聞く場だ」として。

「では朝日の見解はどこで聞けばいいのか」と聞くと「そのような部署はない」。それでありながら「政府は『一つの中国』の考え」だと「回答」しているのだが。

しかし政府は台湾を中国領とは認めていない。そこでその誤りを指摘すると、ますます居丈高となり、「意見として承る」の一点張り。せせら笑ったり、語気を強めて威嚇してきたり、おまけに電話口でゲップまでする始末。かくして私は「門前払い」にされた。

ちなみに訂正するかどうかだが、「必要とあれば紙面で説明する。朝日新聞は紙面がすべてだ」としか言わない。読者が口を挟む問題ではないと言う意味だ。

五年前、台湾を侮辱する漫画を掲載して問題となったとき、広報部は抗議者にビクビクしていたものだが、今回は違うようだ。徹底的に抗議をシャットアウトし、誤報問題をうやむやにするつもりなのだろう。

意見を聞くだけなら、何の「広報」かと言うことになる。「広聴部」だとか「抗議防御部」とでも改めるべきだろう。

■これが朝日広報部の抗議揉み消し手口

広報部による抗議のシャットアウトだが、私はその手口を知った。

広報部にはこの「意見を聞く窓口」以外に「問い合わせを受ける窓口」もあるので、私はそちらの方へも電話した。そもそも私は「朝日の見解」を「問い合わせ」たいのだ。ところがそこに掛けて気がついた。

「問い合わせ」の係は「この問題は意見係が聞くことになっている」として電話を「意見」の係に回す。そして「意見」係は「意見をして承った。質問は受け付けない」と言って電話を切る。このような手口なのだ。

再び意見係に回された私は、案の定「意見として承った。質問に回答する場ではない」と突き放された。

そこで私はある質問を試みた。

実はそこに電話を掛けていたのは私だけではない。私の友人も掛けており、しっかりと朝日の見解に関する質問の回答を得ているのである。

それは「『一つの中国』の立場。政府のそれと違うと言うなら、朝日新聞社は政府とは違うと言うことになる」と断じるもの。もしそれが事実なら、朝日は政府の立場ではなく中国の政治宣伝に従っていることになる。

※その会話の録音は下で掲げる.youtubeの動画で聞くことができる。

一方、日本李登輝友の会も電話で質問していた。それへの回答は「朝日は政府と同じ立場」。台湾を中国領とは見ていないと言うものだ。それならば誤報を誤報と認めて訂正を行わなければならない。そこで訂正する際には同会へ事前に連絡すると約束したそうだ。上田と名乗るその職員の対応はとても丁重だったらしい。

個人に対してはデタラメで押し切るが、相手が日台友好団体だとそうはしないらしい。巧妙だ。

さて私だが、意見係に行った質問とは、上の二つの異なる朝日の回答についてだった。

「質問に答える場ではないと言うが、あなたの同僚たちはみな答えている。ところで、いったいどちらが朝日新聞社の本当の見解なのか」と。

もしここで「台湾は中国領ではない」と答えたら、誤報を認めたことになる。もし「台湾は中国領だ」と答えたら、これは事実捏造、政府見解違反、中国政府の代弁行為として大問題に発展する。

いずれにしても朝日新聞のマスコミとしての責任が問われることになろう。そこでその職員が、こうした局面において私に対してとった対応とは・・・。

■最後の手段は「沈黙」戦法と言う非礼

それは何と、五分近くにも及ぶ「沈黙」だった。もう一度電話を掛け直すと、同じ職員が出た。そしてまたしても沈黙で答えた。

これほどの非礼があるだろうか。

翌四日午前、私は広報部の「問い合わせ」窓口に電話した。この窓口は紙面の記事など探してくれる部署と聞かされたので、「今日の朝刊に訂正記事は出したか否か」を確認することにしたのだ。

ところがまたしても「この問題は意見係へ」として、電話を回されてしまった。

意見係は、訂正記事を出していないのなら、そう言えばいいのに、「朝日新聞の紙面をお読み下さい」との一点張りで、なぜか回答を拒否する。

そして案の定、私のこの純粋な問い合わせを「ご意見と言う形で関係部署に伝えさせていただく」と言って門前払いを食らわそうとする。

私はせっかくだから彼らの反応を詳しく知るべく、「意見ではなく質問だ」と食らいついて見た。そして「質問をどのような意見として改竄するのか」「関係部署とはどこか」と聞いたのだが、これらの質問に対しても一様に「意見として承る」しか答えない。

相手は私の質問を「メモしていない」とふと漏らした。そこで「あなたは私の質問を憶えているか」「憶えていないのに、如何なる『意見』として伝えると言うのか」と詰問しているうちに、相手はいつの間にか、例によって例の如く「沈黙」戦法に入っていた・・・。

以上、広報部の対応について長長と書いたが、それは誤報問題を揉み消そうとする朝日新聞の実態を伝えるためだ。

■朝日に電話し、録音、公開を!

そこで提案だが、こうした実態をさらに広く伝えるため、朝日の本社や各地の支社の広報部に電話を掛け、対話の模様を録音し、それをネットなりで公開したらどうかと言うことだ。もちろん文字化しての公開でもかまわない。

「朝日新聞は誤報を行ったと認識しているか」「台湾を中国の領土と誤認しているのか」「訂正記事を書く気はあるか」等々を聞けば、追い詰められた彼らはきっと会社防衛のため、一般社会では決して通用しない詭弁、ウソ、脅し、とぼけ、あるいは沈黙で応じることだろう。

それを白日の下にさらすのだ。「このような読者を馬鹿にするような、傲慢で無責任な新聞社を信用できるだろうか」と言って。

目指すは中国の走狗の如く国民を欺く朝日新聞社の信頼を失墜させ、解体させること。面白いことだから、やって見よう。

ちなみに広報部に「録音するぞ」と話したら、びっくりしていた。いくら何でも自分たちのやっていることは、一般には知られたくはないだろう。抗議者は退散するものとの前提で好き勝手をやっている彼らだ。会社の命令でとは言え、逆に会社に不利益を与えていると知ったら、さぞ混乱することと思う。

さて私は三日付の朝日新聞朝刊を読んで噴出した。

それによると、朝日の部数水増しを指摘した週刊新潮の掲載記事とその広告について、「朝日新聞の信用を著しく棄損した」として、謝罪と訂正を求める抗議文を同誌編集部に送ったそうだ。

それでは台湾を中国の一部と報じた自らの記事についてはどうなのか。誤情報を押し付けられた購読者、ネット閲覧者など、あらゆる人々に対し、さらには自国の存在を否定され尊厳を著しく傷つけられた台湾の政府、国民に対し、訂正と謝罪を行わなくていいのだろうか。

新潮には抗議をしておいて、自分への抗議を封殺しようなどとは断じて許されることではないのである。そもそも新潮が誤報を行ったかどうかは定かではないが、朝日の誤報は一〇〇%明らかなのだ。

だが台湾の尊厳など蹂躙していいと思い込んでいるのが中国への事大主義者の独特心理だ。だから今回の一件では反省などしていないはず。NHKと同様、台湾問題なら国民から大した抗議が来ないと安心しているとも思われる。

NHKへの抗議に忙しい方も、朝日攻撃をお忘れなく。

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台湾は断じて中国の領土ではない!
朝日新聞は明らかなる誤報の訂正と謝罪を!

【東京本社広報部】(受付:平日9〜21時 土曜は18時まで)
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【参考】skypeから電話して、tapur(http://askw1974.seesaa.net/article/17899943.html)というツールで録音できます。
ダウンロードページはこちらです。http://www.vector.co.jp/soft/winnt/net/se373363.html 
インストールして、skype起動中に開くと、録音画面が出ます。録音画面2段目の右側にある矢印マークのところで「録音対象」を設定します。「自分と相手の声を録音」です。

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夕刊フジの記事 http://www.zakzak.co.jp/top/200906/t2009060301_all.html

朝日新聞“仰天掲載”…台湾を「核保有国」に分類

ミスではない?

朝日新聞が、北朝鮮の核実験を受けて掲載した地図で、台湾を「核保有5大国」に分類していたことが問題になっている。台湾の外交窓口は「おかしい。厳正に申し入れたい」と反発している。台湾の領土や主権をめぐっては、かつて「中国の一部」とした地球儀が社会問題化したこともある。果たして、朝日新聞は台湾を核保有国(地域)と見ているのか。それとも、中国の一部と考えているのか。
 注目されているのは、朝日新聞5月26日朝刊の6面に掲載された「核兵器をめぐる現状」という地図。「NPT(=核兵器不拡散条約)で認められた核保有5大国」として、米国とロシア、英国、フランス、ロシア、中国が赤に色づけされているが、何と、台湾まで赤くなっていたのだ。
 台湾は、面積3万6000平方キロで九州より少し小さい島。第2次世界大戦が終結した1945年以降は一貫して中華民国の統治下にあるが、49年に成立した中華人民共和国(中国)も統治権を主張している。
 日本政府は72年の日中共同声明で、台湾を自国の領土とする中国の主張を「十分理解し、尊重する」としたが、認めたわけではない。政府は2005年11月、「台湾の領土的位置付けに関して独自の認定を行う立場にない」とする政府見解を閣議決定している。
 今回の朝日新聞の地図について、日本における台湾の外交窓口機関である台北駐日経済文化代表処の朱文清広報部長は「それはおかしい。台湾は核保有国ではないし、中国の一部でもない。これはハッキリしている。事実を確認して、朝日新聞に厳正に申し入れをしたい」と語る。
 日台交流を進める民間団体「日本李登輝友の会」の柚原正敬常務理事も「あの地図は、日本の立場とも台湾の立場とも違う。中国の『台湾は中国の一部』という言い分が反映された地図ではないのか。これまで朝日新聞については中国寄りの報道姿勢が指摘されてきたが、その現れかもしれない」と分析する。
 台湾の領土や主権に関しては08年1月、出版・教材大手「学習研究社」の子会社が中国で生産していた地球儀が、中国政府の圧力を受け、台湾を「台湾島」と表記し、音声案内では「中華人民共和国」と表現していたことが発覚。「不適切な表現・表記があった」として地球儀を販売中止にし、子会社は解散した。
 今回の問題について、朝日新聞広報部は2日夜、「台北駐日経済文化代表処からの申し入れがあり、当社としての見解を丁寧にご説明する予定です」とのコメントを文書で寄せた。
 関係者の情報を総合すると、どうも地図はミスではなさそうだが…。
ZAKZAK 2009/06/03

産経新聞の記事 (夕刊フジとほぼ同内容)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090603/chn0906031442005-n1.htm

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これはひどい!ー抗議読者vs朝日の談判録音

6月3日 朝日新聞に問い合わせの電話1/2
http://www.youtube.com/watch?v=-X-UBvRUtxI
朝日新聞の女性読者の抗議、質問に対し、議論に乗せられるまいと、のらりくらりとした態度で応じる広報部の女性職員。「えー」「はい」を繰り返し、相手の根気負けを待っている。しかし読者はひるまない・・・。電話をする側はどんどん話を続けるのが重要だそうだ。話すことを予めメモにして用意するのもお勧めだとか。

6月3日 朝日新聞に問い合わせの電話2/2
http://www.youtube.com/watch?v=KFucjBRU4Ag
広報部職員がいよいよ語り出す。台湾の帰属先に関する朝日新聞の立場については日本政府とは違うとも明言する。つまり中国政府の「台湾は中華人民共和国の一部」との立場と言うことだ。本気だろうか!

下はニコニコ動画版。上と同じ内容
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7245243

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朝日「誤報」事件―釈明記事は欺きだった (付:抗議者から逃げる朝日広報部の対応録音)

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■神様が朝日誤報事件を通じてくれたチャンス

「NHKのことで忙しいのに、今度は朝日か」とも思ったが、これは神様がくれたチャンスかも知れない。

NHKの「JAPANデビュー」が反日番組で台湾の日本語世代を反日と描いて彼らの心を踏み躙ったため、日本人の多くは逆に彼らの日本に対する暖かい思いを理解するに至ったが、今回は朝日新聞が紙面の地図で台湾を中国と同一色にし、その領土であると誤報したことも、日本人が台湾と中国はまったく異なる国家であるとはっきり認識するきっかけとなるのではないだろうか。

この誤報を振り返ろう。五月二十六日付朝刊に掲載された世界地図の中で核保有五大国が赤く色づけされている。当然中国も赤色だが、その色が台湾の島にまで及んでいるのだ。

これは台湾を核保有国として描いたミスではない。台湾を核保有国である中国の一部として描いたミスである。

■誤報を正当化するために日中共同声明を曲解

中国が叫ぶがごとき「台湾は中国の一部」など、大ウソだ。我が政府もそのようには認定していない。ウソだから認定できないのだ。

ところが朝日新聞の広報部は一九七二年の日中共同声明を根拠に「中国は一つ」だとし、台湾を中国領土として扱ったことを誤報とは認めない構えを見せたが、それは共同声明を敢えて曲解したものだった。

朝日は次の共同声明第二項を指して言っているのだと思う。

ーーー中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する。

これは中華民国と中華人民共和国と言う二つの中国政府の内、日本は後者を「政府承認」すると言っただけのもの。台湾の帰属先問題とは一切関係がない。

ちなみに第三項は、

―――中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。

これは、中国はそのように表明する。しかし日本としてはそれを受け入れられない。なぜなら事実ではないから。ところが中国はそれに強烈な不満を抱いているのでしかたなく、中国の「立場」はそう言うものだと「理解」したし、その「立場」を「尊重」して一々文句は言いません、と付け加えたのがこの条項である。

広報部が日中共同声明を曲解し、あたかも台湾を中国領土であるかのように説明したのは、あくまでも自らの誤報を隠蔽するためだったのだろう。本当に卑劣な事実歪曲体質だと思うが、こうしたものが改めて天下にさらされたのも、神様の思し召しだろうか。

■抗議を受けて釈明記事を掲載したが…

もちろん誤報隠蔽は卑怯であるからだけではない。そもそもこの誤報は中国の走狗として敢えて行ったものなのだ。

中国の「一つの中国」の主張は侵略正当化のための政治宣伝であり、その宣伝に加担しているのが朝日なのである。地政学的に見れば明らかに台湾侵略は日本の属国化に繋がるにもかかわらずにだ。この中国の走狗の有害性は、歴史捏造問題の上だけではないのである。

それでも夕刊フジや産経新聞に誤報を指摘され、国民の抗議を受けた以上、もはやウソを放置できなくなった朝日としては、何らかの措置をとらざるを得なくなった。四日夕刻、社内で対応を検討したそうだ。

そしてその結果行ったのが六月五日付朝刊の紙面における釈明記事だ。こうある。

―――おことわり 5月26日付「闇市場に関与指摘次々」の記事で、核不拡散条約(NPT)と認められた核五大国などを地図で示しました。その中で台湾ついては核保有国と同様の色分けでしたが、台湾は核兵器を保有していません。

驚いた。「訂正」ではなく「おことわり」だ。朝日自身は最近、週刊新潮に部数水増し疑惑が指摘されるや、同誌に「謝罪と訂正」を要求している。しかし自らのミスに関してはそれをしないのか。

私は直ちに東京本社の広報部に電話をかけ、「台湾を中国の一部とは認めない」との見解かと聞いたが、断じて回答しない。ただそれについえは「回答しかねる」との「回答」はもらった。

走狗だから、そうは口が裂けても言えないのだ。

「おことわり」を今一度呼んでみよう。「台湾ついては核保有国と同様の色分けでしたが、台湾は核兵器を保有していません」と言うのは、「台湾は核保有国である中国の一部ではありません」とも読み取ることができる。やはり中国への配慮で事実を明言できない朝日のギリギリの表現なのだろうと、この卑しき中国の走狗を哀れんだ。

ところが…。

■ニュースサイトの地図は削除されていない

まもなく、それが誤報を認めたうえでのギリギリの表現などではないことが判明した。

朝日のサイトであるアサヒ・コムに掲載されている問題の地図は削除も修正も行われていないことに気づいた私は、それを指摘するため再び広報部に電話をかけると、予想外のことを言われて愕然とした。

台湾が核保有国の一部にした問題の地図。朝日のニュースサイトではいまだに
掲載されている。
http://www.asahi.com/international/update/0525/TKY200905250438.html

私が「おことわり」を掲載したのだから地図を変えて、と言うと、

―――今回は訂正ではない。これで正しいと受け取っていい。

―――誤解を生む向きがあったので「おことわり」をした。

「これではさらに誤解を生む」と訴えた。そして「朝日は台湾は中国の一部だと言うのか」と聞くと、

――― 台湾政府―「政府」と言っていいのかーが実効支配している地域には核がないと「おことわり」しただけ。

―――台湾は中国かどうか。いろいろな見方がある。それぞれが解釈すればいいこと。

―――(台湾を赤く塗ったことについては)中国の一部とは言っていないが、中国の一部と言うことだ。

政府は台湾を中国の領土とは認めていないが、と言うと、

―――政府は台湾がどこの国かを言う立場にないと言っているだけ。

そこで私は「広報部の上田さんの言う人は日本李登輝友の会に対し、“朝日の見解は政府見解と同じ。台湾は中国の領土ではありません”と言っている。朝日部内でも“いろいろな見方がある”と言うことか」と聞くと、沈黙してしまった。

当初相手は語りたがらなかったが、誤報記事を書いたのが「外報部国際グループ」であることを認めさせた。そこでそこへ電話を繋げと求めたが「そのようなサービスはやっていない」と拒否された。

最後に言った。「あなたは仕事上止むを得ないとは言え、台湾は中国の一部だなどと大ウソを言わされるのは嫌なはずだ。広報部が一丸となって、誤報を糾せと関係部署に訴えるべきだ」と。

相手は「それには答えられない」と言っていたが、「俺たちもウソをつかされるのは嫌なのだ」との気持ちが伝わってきた。

■掘った墓穴に中国の走狗を突き落とせ

「訂正」と言えないのも不誠実だ。そもそも夕刊フジなどが問題視しなければ、「おことわり」すら載せなかったはずだ。

何しろ、わざとやった誤報だから、絶対に「訂正」するはずがない。

繰り返すが、私は今回の誤報は敢えてしたものだと思っている。なぜなら「台湾は中国の一部ではない」と言うことのできない朝日には、台湾を「中国の一部」として赤く塗る以外になかったからだ。

誤報の「訂正」とせず、ただ「おことわり」としたのは、中国に対する忠誠心からのギリギリの表現だったのだろうか。他紙に批判された、国民からも抗議された、そこで取り敢えず「台湾は核兵器を保有していません」と。

しかしニュースサイト上の地図までは削除も修正も行わない。なぜなら他紙はこれまでは批判しなかったから…。

これは完全なる国民への背信行為だ。しかし朝日にはどんどんやってほしい。

「南京大虐殺」に関しては「証拠」をでっち上げて「事実だ」と強弁できても、「台湾」についてはいつまでも「中国の領土だ」と言い張れまい。なぜなら「証拠」など一切ないからだが、朝日はまだそれにはっきりと気づいていないようだ。驕る「ウソつき新聞」は久しからずである。

「一つの中国」の宣伝・洗脳工作に加担して墓穴を掘り続ける朝日新聞。そこにそれを突き落とすのが我々国民の仕事ではないだろうか。

【呼びかけ】目下我々は全国の朝日の広報部に電話をかけ、「誤報と認めるか」「台湾は中国の一部ではないと認めるか」を質問し、朝日の無責任、不誠実な反応を引き出し、それを録音、公開する作業を進めているので、可能な方にはぜひやてほしい。今後進めるべき朝日の権威を失墜させる運動にきっと役立つはずだ。

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以下は抗議者と広報部とのやり取りの録音。誤報訂正を拒否して逃げ惑う朝日新聞東京本社広報部の卑劣、不誠実な対応を聞こう。「沈黙戦法」や「ご意見係回し戦法」(質問を拒否するため、意見として承ると言って逃げる)が次々と炸裂する。

【ニコニコ動画】http://www.nicovideo.jp/watch/sm7255107 ←転送を!
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