トシ
私もこのＮＨＫテレビを見ていました。
また、偏見を持った洗脳番組じゃないだろうかと危惧していましたが、それほど
のことはなく、ただ単に両国民の個人個人がわかり合うことが良好な雰囲気を醸
し出すのに大事だ、という趣旨の番組のようでした。
しかし、そんなことは誰もがわかっています。問題は中国が日本を憎むような教
育を国家として推進していること、それによって真実を知らされず、捏造された
情報だけを刷り込まれた若い非インテリの中国国民が増産されていることです。
これが数十年続けば何の疑いもなく反日が前提条件の国家が成立します。
とんでもない負の構造が成り立ちつつある、もしくはほぼ成り立っているのかと
さえ思われます。この点に番組では全く触れていませんでした。
これでは、みんな知っていることを意図的にスルーしたのか、あるいはほとんど
子供の感想文程度の頭で番組を作ったのか、はっきり言って毒にも薬にもなりま
せん。むしろ大事なところに触れないだけ却って悪質かも知れません。
確かに個々人のコミュニケーションが深まることで良くなる部分はありますが、
相手は国家規模で悪意を推進、利用しようとしているのです。こちらも国として
反論、プロパガンダをしなければ対抗することは百年河清を待つというようなも
のです。
内容はそれほどむずかしいことではありません。真実の歴史、事実の出来事、を
繰り返しあちこちで提示すれば良いのです。それを遮断すればいかな中国国民と
いえども何かおかしい、もしかしたら今まで聞いていたことと違うことがあるの
では、と疑問を持つでしょう。天安門しかり、幹部の贈賄しかりです。隠蔽され
ていることが沢山あるとは思っているはずです。
今は、捏造事実しか聞かされていないのですから、反日に燃え立つのも無理はあ
りません。尖閣問題も同じです。日本が所有してきたこれまでの経緯を知りませ
ん。日本の漁民がアシカ猟をして住んでいたこと、米軍が射撃場として使ってい
たこと、1969年までは中国は全く何も言わなかったこと、人民日報の記事、中国
の外交文書にも日本領の認識があること、などなど日本は事実を淡々と提示すれ
ば強烈な説得力があるというものです。
日本は中国の一般国民に色々なことが伝わるように、もう少しいやらしく公式な
プロパガンダをすべきです。個々人の交流などでは100年掛かっても無理でしょう。
ＮＨＫも中国でこのような事実を提示してインタビューし、相手の反応を見ると
か、もっと国のためになる番組作りをしてもらいたいものです。
今回の、この程度の番組を嬉々として流しているようでは先は暗いかも知れませ
ん。
