【読者便り】さよなら「台湾民政府」

【読者便り】さよなら「台湾民政府」   

               石戸谷 慎吉

2008年、前台湾民政府主席と始めて会った。これが台湾民政府との最初の出会いだった。早稲田大学で修士、ウイーン大学で法学博士、李登輝さんの部下で、法務部長、そして、日本の最高裁判所の副長官だった。私が台湾民政府に協力しだしたのは城仲模主席から、曽根憲昭主席に替わった2011年になってからである。突然、電話があり協力を要請された。前駐日代表の許世偕さん、NY市立大学教授の陳隆志さんの相婿の方とは昔から聞いていた。

昨年2月、3月台湾民政府の招待で訪台した方達から、台湾民政府の宣伝に使われたとの苦情が多くあった。

同時に、台湾民政府秘書長の林志昇氏は「日本で博士号を修得したと自称しているが、真っ赤な嘘だ。」と日本で博士号を修得した方から言われた。記録を調べたが一切記録は無かった。また、台湾独立建国聯盟のかたから、「訪台したときに会いたいと言われて会ったが、虚偽宣伝を広められた」と言われた。

台湾民政府は米国に認められていると主張するが、米国務省では一切痕跡は見つからなかった。知人の記者に在米台湾協会(AIT)を訪ねて聞いて貰ったが、「一切、関係はありません」と言われたと連絡があった。

林志昇氏は「CIAと交渉している」と言っているが、今時、CIAの名前が出るなど100% 詐欺話だ。

5月13日に日本会議主催で沖縄祖国復帰40周年の日本会議主催の集会があった。台湾民政府代表団19名が参加したが、トラブルがあったと知らされた。

確かに、林志昇の沖縄問題理解には致命的な問題が有る。天皇伝統理解にも日本人が受け入れがたい致命的な問題がある。

今では、林志昇氏はオウムインチキ教の麻原の様な男で、台湾民政府はその信者のカルト集団だと考えざるを得ない。

3,000 名ほどのグループだが、虚偽宣伝を繰り返しているので、大きくなる見込みはない。

確かに、台湾の法的地位は未定である。そんなわけで、台湾法的地位研究会を設立した。

『台湾の声』 http://www.emaga.com/info/3407.html


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