【訃報】黄文雄・元委員長
台湾の声ニュース2024.8.27
日本と台湾を中心に精力的に出版活動を行い、日本の国会図書館では二百冊を超える著書が登録され、評論家として知られる台湾独立運動家・黄文雄氏が今年7月に亡くなっていたことが明らかになった。
葬儀は家族で済ませたという。
黄氏は昭和13年(1938年)日本統治下の台湾で生まれ、1964年に来日、早稲田大学第一商学部を経て明治大学大学院で西洋経済史を専攻し修士号を取得した。
拓殖大学日本文化研究所の客員教授を務めた。
氏は1964年に台湾独立建国聯盟日本本部の前身である台湾青年会に加入、1966年に『台生報』を発行し、1999年より2011年までは台湾独立建国聯盟日本本部委員長を務め、その後も資金部長として同本部を支えた。
在日台湾同郷会会長や世界台湾同郷会聯合会副会長を歴任。
日本李登輝友の会の設立(2002年)にも関わり2022年まで副会長を務めた。
台湾独立建国聯盟台湾本部の陳南天主席は同時期に早稲田大学に留学しており、黄文雄氏の訃報を伝えた際に「私たちはかつて共に早稲田大学で台湾の学生会、台湾稲門会を運営した。
彼は私の台独聯盟における先輩である」と明かした。
黄文雄事務所公式ホームページの記述を引用すれば、氏は「覇権主義を続ける中国をきびしく批判する一方で、台湾を近代化に導いた日本を高く評価し、日本の文化・文明に心酔、戦後の自虐史観を払拭する言論活動」を行った。
—
台湾の声
バックナンバー
http://ritouki-aichi.com/category/vot
登録/解除
http://taiwannokoe.com/register.html
Facebook
https://m.facebook.com/taiwannokoe?_rdr
Twitter
https://x.com/taiwannokoe
YouTube『Taiwan Voice』藤井厳喜 x 林建良
※ぜひチャンネル登録をお願いいたします
※この記事はメルマガ「台湾の声」のバックナンバーです。
講読ご希望の方は下からお願いします。