西村眞悟
台湾のことは先日ご報告した。
すると、翌日の九月五日と六日の産経新聞に台北支局長の吉村剛史さんの記事が
載った。
共に台湾の若い世代の意識を報告したものだ。五日は「台湾人の礼節」そして六日
は「日本統治時代が若年層でブーム」という題で台湾人のアイデンティティーに関す
ること。
特に五日の記事は、短文だが、台湾の歴史を見据えた上で、それに関与した日本文
明と支那を対比させて、ズバリとした結論が書かれていて重厚なインパクトがある。
つまり、一言で台湾と日本の絆が書かれているのだ。次の通り。
馬政権になってから、台湾に大勢の支那人観光客が押し寄せるようになった。その
大陸から来た彼らが、台湾人の礼儀正しさや公共の場でのマナーの良さに驚く。
支那側は、この台湾人の礼儀正しさの由縁は、大陸では文化大革命で失われた伝統
文化が、台湾では失われず伝統文化教育を重視してきたからだという。
これに対して、台湾の有名作家の息子が、いや違うと次のように一蹴した。
「中国の伝統文化を守っているからではなく、日本統治時代の影響だ」
中国共産党が、台湾を併呑しようと圧力を強め、世界で孤立させられている台湾人
が、自らのアイデンティティーを日本との絆に求めていることを日本人は深く受け止
め、こちらからも台湾との絆の強化に努めるべきだ。
即ち、我が国は、
「台湾関係法」を制定し台湾との相互安全保障体制強化に向かうべきである。
次に、「朴の韓国」であるが、これは、むちゃくちゃだ。
民度の低さと言うより、精神病理学の領域ではないか。
韓国政府は、安全な日本近海で採れた魚介類を「危険な放射能汚染物」であると世
界にまたもや虚偽に基づいてアピールして輸入禁止を宣言した。
人と人との間に於いても、その名誉を毀損してはならない。
ましてをや、国家と国家の間に於いて、虚偽の事実をあげつらって他国の名誉を毀
損することは許されるものではない。
韓国は、まさに、それを我が国に対してし続けている。
もはや、つける薬のない病気だ。
天網恢々疎にして漏らさず。いずれ、天罰が下るであろう。
韓国政府は、自国の食品に対して当然に為すべき仕事をしたらどうか。つまり、韓
国産食料品の中の大腸菌の異常な多さを何とかしろ。
例えば、韓国産海苔には人糞やトイレットペーパーが着いているというではない
か。
あの支那でさえもが、大腸菌の多さ故に韓国食品の輸入を止めたとか。
最後に、「オバマのアメリカ」について。
「オバマのアメリカ」は、既に我々の知っているアメリカではなさそうだ。
大統領は、先日、毒ガスを使って多数の自国民を殺したシリアに対する攻撃を宣言
した。
しかし、議会の承認に下駄を預けた。
さらに、こともあろうに「プーチンのロシア」がサンクトペテルスブルグで主宰す
るG20において、プーチンをはじめ参加国指導者の承認を得ようとした。
一体、何をやっておるのか。
シリア攻撃に対する賛否は別にして、
アメリカ大統領即ちコマンダー・イン・チーフが世界に向かって「やる」といった
以上、やらねばならない。
それが、アメリカだ。
しかし、反軍思想の持ち主であり国防費削減に熱心なオバマ大統領はやらない。ア
マチュア並みの「説得工作」で、海外でウロウロしている。
本年二月、アメリカの下院軍事委員会の公聴会でアメリカ軍統合参謀本部議長の
マーティン・デンプシー将軍は、国防費の大幅削減に対して次のように言った。
「あなた方議員は、私たち米軍に一体何をすることを求めるのですか?」(古森義久
著、「いつまでも アメリカが 守ってくれると 思うなうよ」幻冬舎)
この「オバマのアメリカ」の変質は、我が国に重大な影響を与える。即ち、「いつ
までもアメリカが 守ってくれると 思うなよ」と言うことだ。
よって、我が国は再び、独力で近隣の脅威に立ち向かいそれを克服した明治期と同
じ状況に囲まれる。
そして、この明治が我が民族の一番誇り高き時代だった。
正々堂々と、覚悟を決めて今凶暴さを増しつつある我が国近隣からの脅威に立ち向
かおう。
その為の、政界の改革期がこの秋から始まらねばならない!
自公の連立でこの脅威を乗り越えられないからだ。
また、今流行の地方分権を唱える頭の次元の者は、
全く無駄飯食いとしかいいようがないからだ。