【李明哲氏を返せ】中国では許されない民主主義と自由

【李明哲氏を返せ】中国では許されない民主主義と自由

台湾の声編集部 多田恵 翻訳・編集 2017年11月28日

中央通訊社

李明哲に懲役5年の判決 台湾総統府:民主の理念を伝えることに罪無し

葉素萍記者 2017年11月28日 11時34分更新(台湾時間)

 台湾の総統府は今日、李明哲氏が中国の裁判所で「国家転覆」といった罪名で有罪判決を受けたことについて、「我々は受け容れることが出来ない」と表明し、中国政府に対し、一日も早く李明哲氏を釈放し、台湾に戻らせるよう呼びかけた。総統府は、また「民主の理念を伝えることに罪無し」と強調した。

 総統府は、李明哲氏の事件は、「両岸関係」を大きく傷つけるもので、とくに台湾人民の民主・自由への誇りと想像への挑戦であった点が遺憾であるとした。

 非政府組織職員である李明哲氏が中国で「国家政権転覆罪」の容疑を受けた事件は、今日、一審判決が出され、李氏は5年の懲役、および政治的権利の剥奪2年の判決を受けた。李氏は法廷で、上訴しないと語った。

 台湾の総統府は声明を発表し、「民主の理念を伝えることに罪無し」と述べた。

 総統府は、「中華民国」の国民である李明哲が、「中国大陸」の市民社会および民主主義の発展に心を寄せ、民主・自由の理念について伝えたために、「中国大陸」の裁判所で「国家転覆」といった罪名で判決を受けたことについて、「我々は受け容れることが出来ない」とし、「北京当局」に対し、一日も早く李明哲氏を釈放し、台湾に戻らせるよう呼びかけた。

 李明哲氏は3月19日に、マカオより広東省に入ってから、連絡が取れなくなり、29日に、中国の国務院台湾事務弁公室が、李氏が「国家安全に危害を与える活動に従事した疑い」で調査を受けていることを明らかにしていた。その後、5月26日に、湖南省で逮捕されたことが明らかになり、また、9月6日に、湖南省岳陽市中級法院で審理が始まったことが明かされていた。妻の李浄瑜氏は、9月10日に一度、中国を訪れることが出来たが、面会のための中国行きを、3度にわたり、中国政府により阻まれている。


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