『植民地台湾の日本女性生活史』から考える台湾統治50年 〜人びとの暮らしの実態〜
日本は1895年の下関条約に基づき、清朝から台湾の割譲を受け統治を行い、敗戦による
離台後の1951年、サンフランシスコ講和条約締結で放棄した。領台直後の日本人は男性が
ほとんどだったが、すぐ女性も後を追うように渡台した。女性や庶民は異民族・異文化の中で
どのように日常を生き、役割を果たしたのか。そして、男女の関係はどのように変遷したか。
これらの問題を現代社会との比較で考えるとともに、これからの両国の交流強化をいかに
進めるか考える。
記
【講 師】竹中信子氏(財団法人台湾協会理事・作家)
【日 時】平成23年8月6日(土)午後1時半〜5時(開場1時)
【場 所】ドーンセンター4階 大会議室1
大阪市中央区大手前1丁目3番49号
京阪電車・地下鉄谷町線「天満橋」?番出口東350m
【参加費】一般1,000円 学生、留学生500円
【講師紹介】→校友会通信では削除、代わりに片木がお会いしたときの話を入れます。
「三代にわたる植民地統治者」の娘として1930年、台北生まれ蘇澳に育つ。敗戦により日
本に引き揚げる。2001年8月、構想から16年の歳月をかけて『植民地台湾の日本女性生活史』
(田畑書店、全4巻、1,500頁余)を上梓。統治時代に発行されていた新聞・官庁資料・書
籍等の膨大な一次史料に加え、多くの関係者から聞き取り調査を行った。本書は男性中心
に傾きがちの歴史書の中にあって貴重なものである。なお、中文に翻訳され台湾でも刊行
されており、日台双方において近代台湾史を学ぶ者にとって必読書となっている。
※ 講演に先立ち、烏山頭ダムを築造した八田與一夫妻を台湾人の立場からダンスで表現し
た台湾青年舞団(台中県青年高級中学)による「千鷺之歌」プロモーション映像(You tube
版より長いもの)を上映。
※ 恒例の台湾グッズ抽選会を行ないます。
また、参加者には台湾観光協会大阪事務所のご提供の「台湾まるごとガイド」(最新版)
と「西拉雅旅遊小冊」(片倉佳史さん監修)をお渡しします。
問合せ先 t.forum.kansai@gmail.com(事務局 近藤)
ブログは http://taiwankenkyuforumkansai.blogspot.com/