【台湾で学んだこと1】台湾で知った日本マスコミの偏向ぶり

【台湾で学んだこと1】台湾で知った日本マスコミの偏向ぶり

  阿部伸一郎 (岐阜李登輝友の会 東濃分会)

此度、岐阜李登輝友の会の研修で台北を訪問した。

先ず、驚いたのが台北の寒さ。

出発の朝の恵那の気温が−2度だったので
コートを着て行ったのが幸いし、向うでもずっと着用していた。

李登輝総統は御年93歳。

昨年秋に軽い脳梗塞をされた。
暖かくなればということで3月中旬に研修を設定したが、
異常な寒波もあって、今回は残念ながら
直接講義をしてもらうことは出来なかった。

但し、元大使や司馬遼太郎の『街道をゆく-台湾紀行』にも
登場し、日本国政府より旭日双光章を贈られた
蔡焜燦(さいこんさん)先生等からの講義を受けることが出来た。

その講師陣のお一人に、
日本の某大手新聞社のS記者が居た。

S氏から先の総統選と国会議員選挙で
馬英九総統の与党国民党が大敗し、蔡英文女史が総統に
選出され野党であった民進党が大躍進した詳細説明受けた。

国民党と民進党の差を、
簡単に記すと、国民党は親中華人民共和国共産党。

台湾と中華人民共和国は、
いつかは一つに成るべきと言うのが彼らの政治理念。

一方の民進党は、その逆。

台湾と中華人民共和国は別もの。
緩急の差はあるが、独立ないしは現状維持派。

台湾は台湾であって中華人民共和国とは、
一緒に成るべきではないと言うのが政治理念だ。

そして、結果は前述したとおり、
中華人民共和国とは一線を画すべきとの審判が下った。

さて、そこに至る経緯には、
「ひまわり学生運動」https://goo.gl/ogYcS0
等の反国民党、反中華人民共和国共産党運動が起きた。

新聞記者である、S氏は当然それを取材して
台湾ではこんなことが起きていると東京に送る。

しかし、だ。

中華人民共和国の圧力や諸々で
東京本社は、それをまともに取り上げない。

潰す。

偏向報道も甚だしい。

よって、我々日本国民は、
台湾における正しい情報を知らない。

今回、この例以外にも現地で学んで、
「そうだったのか」と驚いたことが幾つもあった。

今日を皮切りに、それらを記して行くことにする。


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