【中国の台湾挑発】EU議会外交委員会で中国非難相次ぐ

【中国の台湾挑発】EU議会外交委員会で中国非難相次ぐ 「台湾空域への中国機進入は不適切」

EU議会外交委員会は9月21日にオンラインシンポジウムを開催し、張明・駐EU中国大使と維綱(い・こう)・欧州対外活動庁アジア太平洋総局事務総長を招請して中国の人権やAI、データ技術に関する懸案事項、対ヨーロッパ貿易の面でまだ達成されていない約束に関し、聴取を行った。

維綱は、「中国はEU第二の貿易パートナーであるが、いったいどれだけの欧州企業が合弁企業のほかに中国で業務を行っているのか?どれだけ多くの欧州の研究者が中国の最先端の研究プロジェクトに携われるのか?欧州企業と公民はこうした互恵バランスが欠如した状況を解決してほしいと願っている。EU主席は今年2度にわたって中国政府指導者と電話で会談した際に、『(互恵バランスの欠如した状況を)変えなければならない』と中国側に伝えている」と述べた。

欧州議会台湾友好グループ(EP-Taiwan Friendship
Group)主席のMichael
Gahler(ドイツ人)欧州議会議員は、両岸情勢は平和的な方法で解決すべきであると強調し、中国軍機が最近台湾の領空に侵入していることは不適切な行動であるとして、こうした行動が激化すれば欧州の「一つの中国」政策支持の継続にも影響すると警告した。また、チェコのMarkéta
Gregorová欧州議会議員は「中国はなぜチェコの政治家が台湾を訪問してはならないと脅したのか」と質問した。張明が説明しようとしたが、欧州議会議員からさらなる質問が出る事態となり、維綱が助け舟を出して台湾問題について説明した。維綱は「EUは政策として中華人民共和国を中国唯一の合法的な政府であると承認しているのに、EUは幅広い分野で台湾との友好関係と密接な協力関係を築こうとしている。欧州と台湾の関係は非常によく(excellent)、さまざまな分野で交流を深めている」と述べた。張明は「台湾は中国の領土の不可分の一部であり、平和統一が中国の固い目標である。一つの中国原則は中国との国交締結で認められた基本原則であり友好関係を発展させるための基礎である」「国際社会には台湾を中国から分離させようとする勢力があり、台湾当局と行き来する国がある。これは一つの中国原則に合致しない行為だ。また、ある国は台湾に対して大規模な武器売却を行っている。これもまた一つの中国原則に対する挑戦である」と述べた。


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