【中国の傀儡議員をリコールせよ・台湾の大罷免運動】
台湾独立建国聯盟日本本部 中央委員 林 省吾
台湾の国会の混乱について、日本のメディアが取り上げないのは、もう評論しようがないと判断したのかもしれない。
・ねじれ国会であるだけでなく、正常な国会運営ができない台湾立法院
議席が過半数を割った民進党は、政策上ある程度の妥協は覚悟していたはずだ。
しかし、蓋を開けてみると、野党側が望んだのは政府の譲歩ではなく、国政の主導権を丸ごと横取りすることであった。
中国国民党と民衆党の「野合」は、民進党の国会議員に討論、発言の余地を与えず、多数の暴力で強行採決を行い、通したい法案を欲しいままに通した:
-「国会侮辱罪」で国会に司法権を付け、権力を拡大(違憲判決が出たため、廃案)
-「憲法訴訟法」を改悪し、憲法裁判所を無力化(上記判決への報復)
– 政府予算を大幅カットし、行政機能が麻痺
– 国防予算を凍結し、国産潜水艦プロジェクトが座礁。
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中国籍配偶者の中華民国国民身分証取得に関わる最低滞在年数を6年から4年に短縮(審議中)
中国籍配偶者が中華民国の身分証明書を取得することは、選挙権と被選挙権を得ることを意味する。
正に「戦争より選挙で台湾を落とす」である。
明らかに中国の意図を汲んだ行動を取る野党国会議員らは、もはや台湾の民意を代表できない。
彼らは、中国の傀儡でしかない。
・中華民国は、中国だ
皮肉なことに、中国の傀儡に隙を与えたのは、台湾人が中華民国体制に甘んじてきたことである。
一番分かりやすい例はこれだ:
法律上、中国籍配偶者は外国籍配偶者と違い、中華民国国民身分証を取得する際に、中国籍の放棄は不用である。
何故なら、中華民国の法律では、中国籍の者は、同胞であるからだ。
現に、民衆党の比例代表補欠候補者に、中国籍の者がいる。
「中国籍を持つ者が台湾の国会議員になっていいのか?」という声に、民衆党はこう反論した。
「彼女は我々と同じく中華民国のパスポートを持っている。
国会議員になって何か悪い?」
台湾人よ、目を覚ませ!我々は彼らのことを台湾人だと思っていたが、彼らは我々のことが中国人にしか見えないのだ。
中華民国という曖昧な虚構を捨て、脱中(華民)国すべき時が来た。
これは台湾を守るために必要なのだ。
・大罷免時代
その第一歩は、大罷免運動である。
現時点(3/13)では35議席の国会議員にリコールを突きつけようとしている。
全て中国国民党籍である。
国会議員をリコールするためには、有権者1%の提案、10%の署名、25%の賛成票、しかも反対票を上回ることを満たす必要がある。
そして国会の主導権を取り戻すには、6議席以上のリコールを成功させ、補欠選挙で全勝することも求められる。
極めてハードルが高い。
しかし、台湾人はやるしかないのだ。
リコールは、我々が台湾を守る最後の平和的手段である。
正に背水の陣。
そのために、我々在日台湾人も立ち上がり、4月5日(土)に原宿でリコール署名を集めるイベントを開催することにした。
日本から「台湾は親中じゃない」、「中国国民党は台湾の民意ではない」と国際社会に発信し、我々の台湾を守る決心を示すのだ。
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