ブログ「台湾は日本の生命線!」より
ブログではデモの写真も多数↓
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二月二十八日は一九四七年に中国軍隊が台湾人を大量虐殺した「二・二八事件」の勃発記念日。そこで我々はその日、「中華膨張主義を許すな! 2・28台湾防衛デモ行進」を東京・新宿の目抜き通りで実施した。
これは日本人と台在日湾人の共闘デモで毎年恒例だが、今年からは「台湾を守れ!」以外に、新たなアピールも付け加えることとなった。それは「日本、台湾、チベット、ウイグル、南モンゴルとの連帯を!」だ。
いかに台湾防衛、台湾建国支持を訴えても、拡大一方の中国の軍事的脅威が存在する限り、防衛も建国も困難だ。そこで五民族が提携し、「自由、人権・民主・分裂の孤」(その四つこそ中国政府は最も恐れる)を形成、強化して中国を包囲し、あの国の一党独裁体制の崩壊を促す戦略を、世界に提示するデモにしようと考えたのだ。
以下はこの日の模様を報じる新聞記事。先ずは三月一日付の東京新聞(中日新聞)。
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■在日台湾人ら都内でデモ行進 中国の少数民族も
台湾「二・二八事件」記念日の二十八日、在日台湾人らが都内で中国の人権弾圧や軍拡を批判するデモ行進を行った。参加したのは台湾人のほか中国・新疆(しんきょう)ウイグル、チベット、内モンゴル自治区出身者ら約二百人。
中国の軍事的脅威に警戒心を高める在日台湾人の呼び掛けに応え実現した。
在日台湾人と中国のいわゆる少数民族が共同で中国への抗議行動を行ったのは初めてという。
主催した「2・28台湾防衛デモ実行委員会」(台湾研究フォーラムなど十一団体で構成)では、参加者たちの出身地域は異なるが「独裁体制のまま急膨張する中国の圧力に抗し、民族の自決と尊厳を守り抜く共通課題がある」としている。(外報部・佐々木理臣)
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台湾でも報じられた。下は同日付の自由時報の記事の翻訳だ。
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■日本の民間団体が2・28台湾防衛デモを発動
台湾、チベット、モンゴル、ウイグルー反中勢力が出揃う
〔駐日特派員張茂森/東京二十八日報導〕日本の「日本李登輝友の会」、「台湾研究フォーラム」、「在日台湾同郷会」など十一の民間団体は、在日のチベット、内モンゴル、ウイグル団体と結合し、今日午後、東京新宿の繁華街において、「台湾防衛、中華拡張主義反対」を訴えるデモ行進を行った。
これは「二・二八台湾防衛デモ実行委員会」の主催で、日本、そして在日の台湾、チベット、モンゴル、ウイグル勢力が初めて結合したデモ行進となった。デモ隊台湾旗、日本旗、ウイグル旗、チベット旗、内モンゴル旗や色とりどりの華やかな反中横断幕を高々と掲げ、「台湾は台湾人の国家だ。中国の侵略は許さない!」「台湾は日本の生命線。みなでともに台湾を防衛しよう!」「日本人と台湾人はチベット、内モンゴル、ウイグルの民族自決を支持する!」と叫んで歩き、道行く大勢の人びとの注目を集めた。
一方、今日大阪では、日本の国会議員の西村真悟氏と台湾神学院の名誉講師、阮美珠氏は、それぞれ「台湾は日本の生命線」、「台湾二・二八の真実」と題して講演した。西村氏は「台湾問題の元凶は中国。日本と台湾は中国の恫喝に屈服すべきでない」と指摘。阮美珠氏も「二・二八の傷の痛みを忘れないで」とアピールした。
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このようにして約一時間に及んだデモ行進は終了したのだが、実に力強い、そして堂々とした迫力の行進だった。もちろんその原動力は、心を一つにした参加者たちの、並々ならない情熱、意志に他ならない。だから沿道から手を振ってもらい、あるいは激励の声をもらったことも一度や二度ではない。
そうした光景を見るにつけ、日本にはまだまだ再生の力が残っていると確信され、だからこそ運動をさら一層拡大しなければと思ったのだった。
参加者の皆様、大変ご苦労様でした。これからも運動を続けましょう。