報告ー日台共闘で2・28「台湾防衛」デモー目指すは中共解体だ

以下は本会などが主催した、「中華膨張主義を許すな!日台共闘!台湾防衛アピール行進」のレポートである。ブログ「台湾は日本の生命線!」より。ブログでは関連写真も(http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1074.html

戦後、チベット人に先立って中国の占領軍による大量虐殺を受けたのが台湾人だ。一九四七年二月二十八日に勃発した二・二八事件のことだ。

当時、この占領軍は中華民国軍(国民党軍)だった。ところが九〇年代からの民主化によって、ようやく台湾の主となった台湾人は、今度は中共の軍事的脅威にさらされている。

これまでウイグル、チベット、南モンゴルを侵略し、それら地域で民族浄化を行っているのが中共だ。いよいよその膨張侵略の矛先が台湾へと向けられつつあるのである。

中国に隣するがための諸民族の悲しい宿命だろう。もちろんその「諸民族」のなかには日本人も含まれる。

中共の前で日台は生命共同体だ。台湾が陥落すれば、日本の南の守りは大きく崩れることになる。

そこで我々台湾を支持する日本人勢力と、台湾建国を目指す在日台湾人の勢力は七年前から、二・二八記念日に近い日曜日に東京新宿で「2・28台湾防衛デモ」を行い、日台の連帯を呼びかけている(〇八年は胡錦濤来日にあわせて五月に行われた)。

こうした行動を通じ、日本国内に対して台湾の重要性を伝えて覚醒を求め、台湾に対しては日本人の支持の声を届けて激励し、中共に対しては日台の国防の気概を見せ付けることが目的である。

また近年はこれに「チベット、ウイグル、南モンゴルに声援を送り、民族解放問題で中共のアキレス腱を衝く」と言うものも加わった。

そして今年のデモは二月二十八日、「中華膨張主義を許すな!日台共闘!台湾防衛アピール行進」と題して実施された。参加を表明したのは日本李登輝友の会、メルマガ台湾の声、台湾研究フォーラム、台湾独立建国連盟日本本部、在日台湾同郷会、日本台湾医師連合、在日台湾人アジア人権研究会、台湾団結連盟日本支部、在日台湾婦女会などの日台関係団体のほか、日本ウイグル協会、南モンゴル応援クリルタイ、チベット問題を考える会などの三民族支援団体、そして台湾・三民族の独立支援を政策目標の一つに掲げる唯一の政党、維新政党新風東京都本部である。

今回は先ごろ「一つの中国」宣伝の打破を呼びかけた2・13「中国の台湾併呑阻止!日台共闘決起集会」に引き続く形で実施された。

大阪でも同時刻にきなの会、日本シルクロード科学クラブの共催で同様のデモが行われたが、実は台北でもこの時間、「台湾国建立のため建国の鐘を打ち鳴らす」と題する活動が進められており、日本の東京と大阪が台北に呼応すると言う形でもあった。

デモの出発地点は新宿の柏木公園。ここで二時三十分から出陣式が始まった。

先ず主催者側から日本人の代表として私が、そして台湾人の代表として林建良「台湾の声」編集長が挨拶を行い、デモの目的と意義を説明した。

次に台北での「鐘を打ち鳴らす」活動を主催する台湾国弁公室の創設者、王献極氏からの連帯のメッセージが読み上げられた。それによると、国民党政権に対する事件に関する謝罪、賠償、真相究明、そして二〇一二年二月二十八日までの中華民国体制の放棄と台湾国の建国を要求すると言う。

その後、台湾独立建国連盟日本本部の黄文雄委員長、チャンネル桜の水島総社長、日本世論の会の三輪和雄会長、維新政党新風の村田春樹国民運動委員、日本ウイグル協会の佐藤誉司氏、南モンゴル応援クリルタイの兔里通彦氏、日本シルクロード科学倶楽部の上薗益男氏が激励の挨拶を行い、さらには台北李登輝之友会の蔡焜燦名誉会長からの応援メッセージも披露された。

そして三時二十八分(台湾時間二時二十八分)、台北の活動で「建国の鐘」が打ち鳴らされるのに合わせ、「台湾建国を支持するぞ。中共は台湾侵略を止めろ。台湾は台湾人の国だ」とのシュプレヒコールと、「台湾国万歳」の三唱が参加者全員によって行われた(これは大阪でも)。

かくして士気が盛り上がるなかで三時三十分、編成された約二百名の隊列が、いよいよデモ行進を開始した。

「台湾は台湾の国だ」「中国の台湾侵略を許さないぞ」「日本は台湾を支持するぞ」「日本と台湾は連帯するぞ」「日台はチベット、ウイグル、南モンゴルを解放するぞ」「中共を解体せよ」などと大音響で叫びながら、西新宿界隈をうねり歩き、甲州街道に出た後は通行人でごった返す新宿駅南口前を通過し、さらには明治通りの繁華街を抜け、新宿遊歩道公園に至るまでの約二キロを一時間ほどかけて行軍した。力強く秩序正しい、実に堂々たるものだった。

今回は昨年の台湾統治史捏造番組「JAPANデビュー」を巡るNHK解体デモに立ち上がった「歴戦の勇士」たちも大勢駆けつけ、デモをパワーアップさせていた。

「日本人がこれほど応援してくれることを、台湾人に知らせたい」と話す在日台湾人の参加者もいたが、私も「日本人ほど周辺民族のために夢中で戦おうとする民族はいない」とあらためて感じたのだった。それは周辺諸民族の解放が日本の防衛に直結することを知っているからだが、それでもここまで夢中になれるのは、やはり戦前、戦後を貫く一種の民族性のためではないかと思うのだ。

解散に際しては、天目石要一郎・武蔵村山市議の先導で「日本万歳」「台湾万歳」「チベット、ウイグル、南モンゴル万歳」が叫ばれた。そう叫ぶ精神こそが、中共を解体へと導く原動力となるはずである。

なお大阪のデモも成功を収めたそうだ。

参加された、あるいは全国から声援を送っていただいた方々に感謝を申し上げます。

これからも頑張りましょう。

■チャンネル桜の報道動画

【日台共闘!】2.28 台湾防衛アピール行進[桜H22/3/1]

中華人民共和国の膨張主義に脅かされている台湾・ウイグル・南モンゴル・チベットを守 るため、2月28日に都内で行われた『2.28 中華膨張主義を許すな!日台共闘!台湾防衛アピール行進』の模様をお伝えします。

http://www.youtube.com/watch?v=0anFrHz9ess