【ニュース】中央選挙委員会が李慶安氏の議員資格を遡って剥奪
2009.02.08
2009.02.08
台湾の声
台湾中央選挙委員会は2月7日、先月8日に立法委員(国会議員)を辞職した
李慶安(ダイアン・リー)氏の議員資格を取り消す決議を下した。
李慶安氏は「ダイアン・リー」という名前で米国国籍を持っている二重国籍で
あることを隠して台湾の議員を務めていた。中央選挙委員会は、李氏が1994年の
台北市議会議員、1999年、2002年、2005年の立法委員(国会議員)就任前に米国
国籍を放棄していなかったとして、国籍法及び選挙罷免法違反で、当選名簿公告
から李氏を削除し、李氏の当選証書を無効にすることを決議した。
李慶安氏は李煥・元行政院長の娘で、1980年代の米国グリーンカード(永住権
)を取得、その後1991年頃に米国国籍を取得していた。李氏は1994年〜98年に台
北市議を務め、1999年から立法委員を続けていた。中国国民党籍だったが、2000
年〜06年は親民党に在籍していた。二重国籍が発覚して以降、昨年12月30日に国
民党を離党し、無所属となっていた。李氏は台北市議当選以降、14年間にわたっ
てずっと国籍法に違反して外国籍を持ちながら台湾の地方議員、国会議員を務め
ていた。