【台湾レポート】新北投の加賀屋に泊まってきました

【台湾レポート】新北投の加賀屋に泊まってきました

             佐藤千枝

李登輝元総統が来日の際に泊まった事が きっかけで新北投に加賀屋(台湾での正式名称
【日勝生加賀屋國際温泉飯店】)が出来て早数年。
泊まってみたいと思いながら、昔々 老舗旅館に予約を申し込んだとき、平日だったせいか「部屋は空いてる」と言ったのに女一人と解ったとたん「一人用の部屋が無い」と断られた事があったので、ダメ元で申し込んでみたら あっさり予約OKであった。(ノ゜�゜)ノ!!
凄いぞ加賀屋!偉いぞ加賀屋! もしかして八ヶ月前に予約したのが良かったのか?
さて お値段だが、お正月料金で22000元。予約した時は66000円だったが、アベノミクスの円安の所為で72000円。日本経済のためには良い事だと解っているけど、辛かった・・・(/― ̄;)

台湾に到着。MRTに乗って北投で乗り換えると新北投行のホームは温泉観光のモニュメントが。そしてホームに入ってきた電車は花を見る人々や温泉に入っている人々のイラスト付きだ。
中に入ると普通の電車と違い、木目調の内装で一部の椅子の前に木桶の形をしたモニターが設置してある。たぶん、新北投の観光情報だろうなぁ。
あっという間に十数年振りの新北投に到着。駅の外に出ると・・・
変わったなぁー!(ノ゜�゜)ノ
駅前にマックやケンタッキーにドラッグストアにスーパーが出来ている!
駅前の公園は広くなって遊歩道が作られ、昔あった子供用の遊具が無くなっている。
・・・確か公園の右側の道を進んだところに加賀屋があったはず。と、駅から歩いていくと木々の上から日本の温泉街でよく見かける鉄筋コンクリートの旅館が見えてきた。他のホテルの建築デザインとは全く違う。あそこだ!
坂を上ると加賀屋の看板が見えてきた。

入り口には着物姿の3人の中居さんが立っている。近づいて「こんにちは」と声を掛けると
「ご予約のお客様ですか?」
おぉ、なんて流暢な日本語だ。「はい!」と答えると私が引っ張ってきたカートを受け取り中へ案内してくれた。

一階はお土産屋があり、お店の前では春節の飾り物の実演販売をしている。
エレベーターで2階に上がると甘味処があり、和菓子が美味しそう。
店の前を通り過ぎると奥にフロントがあり、チェックインの客で混雑している。が、中居さんはスッとその中を進み端っこのフロント係に声を掛けて、待たされずにチェックインの手続きを開始。自分の名前を言うと出された用紙に名前や住所などを記入し、パスポートを見せて完了。この間すべて日本語だ。(台湾のホテルでは、これが普通だが(;^_^A )
そして、荷物を持って待っていた中居さんが、そのまま部屋まで案内してくれる。

まず、エレベーターに乗ると中居さんが私の部屋のカードキーをセンサーにタッチして階数ボタンを押して、日本語でやり方を教えてくれた。なるほど、宿泊客以外が上の階に行かないようにするためだな。エレベーターは全面ガラス張り。吹き抜けになっていて、3Fレストラン(朝食はここ)・4F温泉施設の入り口・6Fの茶室を眺めながら12階へ。エレベーターを降りてから案内された部屋は、まず格子戸を開けるとお正月飾りの付いたドアがあり、カードキーをセンサーにタッチすると鍵が開く。部屋の玄関はゆったりとしたスペースを確保している。靴を脱いで中に入ると、畳敷きの居間には黒塗りのテーブルに春節シールが貼られた台湾のミカンが三つ置いてある。床の間には花が活けられ、壁一面の大きな窓には山々!が広がり、真下には公園の木々が茂り、以前行った温泉博物館と新しい建物が見える。

案内してくれた中居さんは「すぐに担当の中居が参ります」と言って退場。しばらくするとこの部屋の担当の中居さんが「ゴメン下サイ」と部屋に入ってきた。

着物姿の20代の台湾人女性だ。名札に【真琴】さんと書いてある。おつき菓子とお抹茶を乗せたお盆を横に置き日本語で「イラッシャイマセ」と日本の中居さんと同じようにあいさつした。

よし今だ!「よろしくお願いします」と300元を入れたぽち袋を中居さんに差出す。
実は高級旅館に泊まるのは初めてだったので『このくらいの旅館だったら心づけを用意しなきゃ』と旅館慣れしている友達や知り合いの
おば様方にあげるタイミングなど聞きまくり、ドキドキしてたんでスマートに渡せてホッとした。C=(^◇^ ;

部屋の説明(床の間の飾りや生け花の花の名前、内風呂や洗面室に置かれたアメニティグッズに大浴場への案内など)やテーブルの上のミカンの説明(ミカンは縁起のいい果物だそうだ)、それから窓から見える山の名前や真下に見える温泉博物館と公園の中の新しい建物は図書館で屋根の上にあるのは太陽光発電のパネルだとか説明してくれた。ときどき言葉がつかえるが、ちゃんと通じる日本語だ。
それからお茶を入れてお菓子を出してくれた。おつき菓子は漆塗りのお皿に小さなお饅頭。
あんこの甘みもちょうど良い日本の和菓子だ。
お抹茶を飲み終わると部屋に置いてある急須で緑茶も入れてくれた。私がお菓子を満喫している間に真琴さんが浴衣を持ってきた。加賀屋のホームページに選べる浴衣があったが、これは普通の旅館の浴衣。あれって別料金なのかな?だが、浴衣に興味のない私は、それよりお菓子を食べている間にテーブルにあった小冊子を読んでいてマッサージが気になってしょうがない。

真琴さんは内線で承ると言っていたが、電話するのも面倒なので1時間のオイルマッサージを予約してもらった。お支払いは全てチェックアウトの時に出来るとの事。

さて、お茶も飲み終わったので部屋の中を見て回ろう。テレビは壁掛けの大型テレビ。床の間の隣にはクローゼットがあって、これは裏側のベットルームからも扉があって使うことが出来る。
ベットルームの引き戸を開けると床は板張り。キングサイズのベットが鎮座し、壁には居間より少し小さいテレビが。
トイレは戸を開けると自動的に照明が点き、便器の扉が自動で開く。トイレの操作ボタンは【流す】とか【ビデ】とか日本語で書いてある。というか日本製。
洗面所にはティッシュ・石鹸・ハンドタオル・フェイスタオル・バスタオル。黒い箱の蓋を開けると中にはドライヤー・シャンプー・リンス・ヘアブラシ・カミソリ・シャワーキャップ等が完備(歯磨きセット以外使わなかったけど…)。他に無料のミネラルウォーターのペットボトルが4本。ラベルが【加賀屋】になっているから旅館オリジナルか!
浴室は旅館の内風呂は今まで泊まった旅館の中で一番広い。山形の実家のフロ場より広いぞ。しかもテレビの音が浴室内に響いてる。凄い!

さぁ、エステに行こう。本来ならおフロに入ってから行くべきなんだろうが、時間が無いので浴衣に着替えてエステサロンのある5階へ。エスカレーターを降りるとすぐ前にエステのカウンターがある。日本語で声を掛けると日本人スタッフが脇のロビーに案内し、お茶とエステメニュー表を出してくれた。<(ToT)> シマッタ!メガネを部屋に置いてきちゃったよぅ。ス タッフに言うと備え付けの老眼鏡を出してくれた。自分用に調節していないのに結構見えるもんだ。お茶を飲みながら

バックストレスマッサージ1時間コース3900元(12558円){全身のディープクレンジング、角質除去、アロママッサージ、マリン・マッド(海泥)の塗布を組み合わせたコース。血液の循環と細胞再生を促進、背部からのストレスを徹底的に解消}に決める。
後ろのほうで大勢の人の声がする。このフロアは家族風呂もあるからそちらのお客さんが帰るところらしい(そして本当に家族連れの人々だった)。
やはり台湾の温泉文化は水着を着て入る大衆浴場か家族風呂が当たり前だから、大浴場より家族風呂のほうが人気があるのかな?

さて、私をマッサージしてくれるスタッフが個室に案内してくれた。片言の日本語で温泉に入ったか聞かれたので、まだだと伝えるとバスローブと紙製のパンツを渡されてトイレとシャワールームに案内された。シャワーとボディシャンプーにリンスインシャンプーの説明を受けて軽く体を洗ってからさっきの個室に戻るとオイルマッサージの始まりだ。
温めたハーブの香りのオイルを体に塗りながらマッサージが始まる。背中・肩・腰など、肘で押しオイル効果で滑りながらツボを刺激してくる。
うーん、これは効く〜!

あっという間に一時間が過ぎ終了。浴衣に着替えてゆったりとした一人用ソファ(足置き付)が並ぶ部屋に案内されるとお茶とぜんざいが用意された。そういえば台湾の足裏マッサージの後白湯を飲んで身体の毒素を出すから、これも同じ効果があるのかな?お茶はほうじ茶に近い味だったが、ぜんざいは甘みが全然足りない。以前、永康街のカフェで食べた台湾のぜんざいも甘みが足りなかったからなぁ。これが台湾人好みの味なんだろうなぁ。

部屋に戻る前に一階の土産物屋を覗いてみよう。
残念ながらさっき見かけた土産物屋の前の春節の飾り物のお店は閉まっている。土産物屋に入ると、さすがに和物一色だ。肌に良さそうなこの旅館のオリジナルの石鹸から始まり、金沢名物の金箔を使った工芸品から輪島塗のお箸やお椀といった高い物やなぜか静岡サイダーとか北海道の海鮮物のおかきとか、手軽に買える和柄のガーゼのハンカチとか和雑貨、日本のご当地もののキティちゃんとかいろいろだ。(しかし日本人の私には台湾で日本の物を買う気には、どうしてもならなかった(;^_^A ・・・)

部屋に戻ると外は真っ暗だ。さっき真琴さんにお願いした夕食の時間までもうすぐなので外を眺めていると花火が上がっているのが見える。しかも一か所ではなく目の前のビルの陰から打ち上げていたり、山の中腹や頂上からと、あちこちで花火が見えるし、一か所の花火が終わるとしばらくしてから別のところで上がり始めたり、2・3か所同時に打ち上げたりしている。台湾では大晦日に家族が集まると聞いていたし、邪気を払うために花火を上げるとも聞いていたが これがそれか! それにしても私が子供のころ遊んだおも ちゃ花火の打ち上げ花火よりずいぶんレベルが上がったな。数種類の色の火花が散る花火や無数のマグネシュウムの火花の眩しい派手な花火などいろいろだ。
中には「ドーン!」と専門的な打ち上げ花火も。・・・いやいや、これはおもちゃ花火じゃないでしょ。花火職人が打ち上げる花火のレベルだぞ。まさか家で行う花火に職人さんを呼んだのか? それとも台湾では一般人も本格花火を打ち上げられるのだろうか?と思っていたが、帰国後 知り合いの台湾人に聞いたところビルの組合や会社が花火職人を 呼んで上げているのだと思うとの事。

夕食の時間直前に「オ食事ヲ運ンデモヨロシイデスカ?」との電話があり、お願いすると真琴さんが最初の料理とお品書きを持って入ってきた。
テーブルに料理を置くしぐさ、着物の所作など日本人の私よりちゃんと出来ているが、板についてない。まだ若いからこれから経験をつけていく段階なんだろうな。

お品書きには【正月料理】とあり、【総料理長 久世秀彦】と最後に書いてある。
最初の料理は食前酒の【金柑酒】と先附の【稚伊勢海老酢ゼリー】前八寸の【小鯛姿黄金焼き】【山芋いくら】【紅白棒唐墨】【だし巻き卵】とお椀の【蛤進上】だ。(帰国後ネットで調べたら【真薯】となっている。この字だと台湾では何か拙い意味になるのかな?)

真琴さんが料理の名前やどんな料理なのかを時々つっかえながら説明するが、外国語でこれだけ説明できるなんて凄いなぁ。きっと台湾人客には完璧に説明できるに違いない。
さて、金柑の食前酒は金箔が浮かべてあって甘くて美味しい!
伊勢海老の料理は一匹の伊勢海老の頭と胴体が器になって一口大のボイルされた伊勢海老の上に黒酢ゼリーとキャビアが乗って綺麗に盛り付けられている。黒酢が伊勢海老の味と合わさって美味しい。

小鯛姿黄金焼きは三枚におろして頭と骨としっぽだけになった鯛を姿良く焼き、その上に鯛の身を卵の黄身を使ったソースで一口大にまとめて乗せてある。他にもだし巻き卵や紅白棒唐墨が乗っている。紅白棒唐墨は人差し指ほどの長さに拍子木切りにした大根で、赤い拍子木切りは、なんだろう? 見た目は赤い羊羹なんだけど…、と食べてみるとからすみ だ! そうか唐墨ってからすみの事か! でもからすみ特有のつぶつぶが無いから調理して加工したのかな? からすみと大根とを一緒に食べると美味しいんだよね。
鯛料理は鯛の身とソースが美味しい。
だし巻き卵もだしが効いている。
【山芋いくら】は漆塗りのおちょこにワイングラスのような足を付けた器にすった山芋を入れて上にいくらが添えられている。いくらの塩味と山芋が旨い。
お椀は【蛤進上】だ。蛤の殻の上に魚のすり身がてんこ盛りだ。
汁はダシが効いてて旨い。さて真薯のほうはと
あれ? 箸で切れない。確か真薯ってフワやわで、箸で簡単に切れるはずなのに、細くて高価そうな箸が折れそうだ。仕方がないので箸でだし汁から取り出して左手で貝の部分を持って、すり身と貝の間に箸を入れてすり身を貝から取り出すとすり身の底に蛤の実がくっついてた。
これは台湾のすり身団子スープの貢丸湯と同じ硬さだ。台湾人の料理人が作ったからかな? それとも台湾の好みに合わせたんだろうか?
美味しいから私はどっちでもOKだ。

食べ終わっても次の料理がこない。しばらく外の花火を見たり、テレビのチャンネルを回してると、台視チャンネルで【超級巨星 紅白芸能大賞】と銘打った台湾版紅白歌合戦を発見。こっちでも大晦日にやってるんだぁ。歌手の後ろにたくさんのダンサーを使ってて昔の紅白を思い出すなぁ、と思っていながら再びチャンネルを回すと緯来日本チャンネルで何やら見覚えのある画面が。これは約1か月前に放送したNHKの紅白歌合戦じゃないか!(笑) 台湾版と日本版の両方の歌合戦で年越しするんだぁ。濃いというか贅沢というか…。
他にも【日本家屋で老夫婦が年越しの準備をしていると息子一家が帰ってきて、夕食は一家総出の鍋パーティー!】というCMがあった。日本でも年末年始に同じようなCMが流れるが、日本も台湾もお正月を過ごす様子は同じなんだなぁ。このCM、日本語で吹き替えしたら そのまま日本でも使えるな。

そうこうしているうちに真琴さんが【お造り】の刺身の盛り合わせをもってきた。ぼたん海老とマグロとイカとサーモンだ。
真琴さんに花火のことを聞くと家族ごとに花火を上げるのだそうだ。台湾の子供達は皆この花火を楽しみにしているそうで真琴さんも子供のころ楽しみにしていたそうだ。
「大晦日は家族が集まるのに真琴さんのご両親は寂しいんじゃない?」
と聞くと、
「他ノ兄弟ガ集マルカラ賑ヤカデスカラ大丈夫デス」
いやいや、そういうもんじゃないんだよ。と諭すが20代にはピンとこないらしい。ま、私が若い頃もそうだったもんなぁ。
真琴さんとおしゃべりしていると総支配人があいさつにやってきて名刺をもらった。そうか、台湾では挨拶するのは、おかみさんじゃないんだ。彼は金沢から数年前に派遣されてきたそうだ(そして来年日本に帰るとか)。
昔、よその老舗旅館に予約したけど女性一人だったので断られた事を話したら今は金沢の加賀屋旅館でも予約を受け付けているそうだ。よし、本当だな! もし断られたらもらった名刺を使うぞ(笑)。

さて、続きの食事は
焼き物は【鱈味噌焼き】(味噌漬けしたタラの切り身を焼いたもの) 惜しい、火が通り過ぎで身がパサついてる。【鶏ロール焼き】(鶏肉で巻いた料理)旨い!
揚げ物は【エビ金棒揚】(衣に細かなアラレが付いている、てんぷらというかエビフライというか…)香ばしくて旨い。【鯛紫蘇巻き】(鯛の切り身をシソで包んだ揚げ物)【タラバガニ】(素揚げだったような…(; ̄― ̄A
鍋物は【海鮮ちり鍋】(鯛の切り身や貝・台湾ネギ(日本のネギと食感が違う)・白菜・豆腐など)をポン酢でいただきます。
御飯【五目御飯】御飯にダシが効いてて美味しかったし、量が少なめで嬉しい!
香物【三種盛り】(きゅうり糠漬け・たくあん・紫蘇)
水物【フルーツゼリー寄せ】(オレンジの皮の中のイチゴ・キーウィ・ブドウ・パイナップルのカットフルーツが透明なゼリーで固められている)さっぱりして美味かった( ̄〜 ̄;)
【蕨餅】きな粉がまぶしてあってちょっと香ばしくて美味かった。

食べ終わったのが9時半!夕食時3時間もかけたのか! 料理と料理の間がかなり長かったし、真琴さんが料理を運んでくるたびに話し込んじゃったからなぁ。
その話の中で真琴さんから『10時から5階で日本の歌のショーがある』と聞いたんだけど、今からじゃお風呂に入っていくる暇がないなぁ。ショーを見てからじゃお風呂に入るのが遅くなるし…。仕方がない。お風呂の準備をしてショーを見に行こう。
と、5分くらい前に部屋を出ようとすると内線が鳴った。
「ショーノ時間デスヨ」
「ありがとう。今から出ます。(あっ、そうだ!)すみません。段ボールが欲しいのですが、ありますか?」
実は、この旅館に来る前に台湾茶を大量購入したのでダンボール箱が欲しかったのだが、朝は中居さんも忙しいだろうし、今頼んでおいたほうがいいかな。
「ダンボール・・・?」
あっ、ダンボールが解らないか。えぇっと、北京語でなんて言ったっけ?
「チョット オ待チ下サイ。」
ガチャン! ツーツーツー・・・
( ‘-‘ )( ,_, )( ‘-‘ )( ,_, ) うんうん、悪気が無いのは解ってる。案内の電話をしたら意外すぎる話になってパニクったな。しばらくして再び内線が
「すみません。なんでしょうか?」
おっ、真琴さんより上手な日本語だ。
「すみません。ダンボール箱が欲しいのですが、ありますか?」
「少々お待ちください」
しばらく待っているが、なかなか来ない。もう10時過ぎちゃったな。電話で「明日の朝持ってきて」っていえばよかったなぁ。
ピンポーン。真琴さんが二つの大きさのダンボールを持ってきてくれた。一つ選んでお礼を言い、一緒に部屋を出てエレベーターに乗る。
(お風呂用の巾着袋を見て)
「オ風呂ニ行キマスカ?」
「遅くなったからね。」
ショーにも行きたいけど、途中で入るのは悪いしなぁ。が、吹き抜けのエレベーターの中から茶室で踊る着物姿の3人の女性が見えた!
ショーは歌でなく日本舞踊だったのか。しかもオープンスペースだから途中で見に行っても大丈夫そうだぞ。
「やっぱり見ます!」
と、エレベーターから降りて茶室に近づくと大音響の演歌というか歌謡曲に合わせて舞っている。奥の部屋には宿泊客が椅子に座って見ているが他にも立ち見客が横の通路まであふれている。さらに中居さんや旅館スタッフ達も見に来てる(笑)。
真琴さんが「奥ノ部屋ヘドウゾ」と勧めてくれるが、観客の前を通るわけにはいかないので遠慮すると誰もいない茶室へ入る通路を勧められた。まっ、ここだったら他の客の邪魔にはならんし、良く見えるから いっか。それにし ても素人の私が見ても見ごたえのある踊りだ。カメラ持ってくれば良かった〜(/― ̄;)
ショーが終わって振り返ると、さっきまでいた中居さん達がいない。さすが!

さて、ようやく温泉に入れる\(^o^)/
4階を降りるとすぐ前にフロントが。銭湯における番台か。
「こんばんは。」
と声を掛けると日本語で対応してくれ、キーカードを見せなくてもロッカーのキーをくれて(浴衣と丹前姿じゃ宿泊客とすぐ分かるからね)「右の入り口から入り草履を下駄箱に入れて鍵を掛けたら奥に進み右側の女湯に入って下さい」と説明してくれた。
さっそく中に入って下駄箱に草履を入れて中に進むと左側に足湯や休憩スペーズが見える。
通路をそのまま進むと男湯・女湯の入り口の前に四角い休憩スペースがあり、新聞が置いてある。おしい、ここに冷たい飲み物やアイスが売ってると嬉しいんだけどなぁ。
右側の女湯ののれんをくぐるとすぐにロッカーエリアだ。鍵と同じナンバーのロッカーに荷物を入れてお風呂場に入ると、広い湯船が左右に広がる。遅い時間帯の所為か客が2・3人しかいない。\(^_^)/
まずは体を洗うべく、洗い場に行くと、新しい温泉施設と同じく、個別に壁が仕切ってあってシャワーに大きな鏡にシャンプー・リンス・ボディシャンプー・椅子がある。
体を洗ってから湯船に入る。大きな湯船にゆったりと浸かる。
端のほうには湯船が浅く、木製の枕に頭を乗せて寝そべって近くにあるボタンを押すと泡が体を包むジャグジーがある。他にも温度の熱いお風呂とかいろいろだ。う〜ん、極楽極楽♪
【〜〜〜(´▽`A)〜〜〜】 イイユダナ~♪
浴場一面がガラス窓だが、全て木製のブラインドが降りている。覗き防止か。どちらにしても夜だから外も見えないしね。
お風呂から上がって更衣室に大量に置いてあるバスタオルで体を拭き、洗面所に設置してあるドライヤーで髪を乾かす。ここには化粧水・乳液・コットン・麺棒等々、備え付けのアメニティグッズは日本と同じだ。そして無料で冷たい水も飲める。

部屋に帰るともうすぐ11時。外では時々花火の音がするがひときわ大きな音がするので外を見ると近くのビルの脇で花火が上がってる。ビルと同じ高さの打ち上げ花火ってどうよ?日本じゃ考えられないなぁ。

さて、寝るか。ベットに入ってウトウトしてると、今までの中で一番賑やかで連発している花火の音が! 時計を見ると12時。なるほどフィナーレか。これから静かになるかなと思ったが、時々遠くから花火の音が聞こえた(笑)。

翌朝6時。さぁ、朝飯前にひとっ風呂行きますか!
男湯と女湯が入れ替わってる。
お風呂場に行くと、窓が全部ブラインドが降りている!(ノ゜�゜)ノ!!
4階という高さから覗かれ易いのか? ブラインドを上げると台湾の女性客が拒否反応をおこすのか? え〜ん、温泉旅館のお風呂と言えば眺望も楽しみなのに、この閉塞感(T_T)。これだったら全ガラスが曇りガラスのほうがまだ明るくっていいや。
それでも茹だるほど温まり、脱衣所で汗を引かせるため冷水を飲もうとしたらぬるかった(T_T)。朝早過ぎたせいかなぁ(/― ̄;)。

朝食は3階の和食レストランでバイキング。入り口で中居さんがテーブルまで案内してくれる。が、ここで初老の中居さんを発見。厳しそうな顔つきから金沢から送り込まれたこの旅館の中居さんを束ねる一番偉い人と見た(客の私が怒られるワケがないと解っていても怖っ!)
料理は和・洋・中と並んでいるが、ここはやっぱり和食でしょ! 焼き魚や納豆・温泉卵・お刺身・お寿司など定番が並ぶが、おひたしや煮物・煮びたし・きんぴらなど細々とした副菜も数多くならんでいる。しかもデザートは果物だけでなく、中華の蒸し籠で蒸かしたてのお饅頭も♪
食べていると、真琴さんが「オ早ウゴザイマス」とやってきた。そうかレストランの中居さんだけじゃなく客室担当の中居さんも手伝うんだ。

さて、チェックアウトの12時までギリギリいたいが用事があるので食後すぐに荷物をまとめてから真琴さんに連絡すると迎えに来てくれる。
荷物を持ってもらってそのままフロントへ。チェックアウトしている間に真琴さんは荷物を持って玄関へ。おかげで私は手ぶらで玄関まで行き、荷物を受け取って出発だ。真琴さんは
「アリガトウゴザイマシタ。」と、深々とお辞儀をして私の姿が見えなくなるまで手を振って見送ってくれた(途中、何回か振り返ったが、ずっと手を振ってくれてた)
また、泊まるのは無理だけど、日帰り湯やレストランの食事とかしたいな。今回食べ損ねた茶房での和菓子とお茶を絶対堪能するぞ!
( ̄0 ̄)/ オォー!!

『台湾の声』http://www.emaga.com/info/3407.html

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