石垣市選挙区では、自民党石垣市支部が公認申請を決定している石垣エスエスグループ代表取締役社長の大浜一郎氏が8月18日、石垣市内のホテルで出馬を表明する記者会見を行った。
2016年9月、李登輝元総統が石垣市を訪問されたのは「李登輝先生沖縄県石垣市招聘事業実行委員会」の招聘によるもので、代表世話人は全国青年市長会会長をつとめていた吉田信解・埼玉県本庄市長、副代表世話人は全国青年市長会副会長だった中山義隆・沖縄県石垣市長で、実行委員会の中核は八重山経済人会議の方々が担った。
八重山経済人会議の代表幹事が大浜一郎(おおはま・いちろう)氏で、見事な統率力を示し、石垣ご訪問を成功裡に導いた。このご縁により、大浜氏は2017年3月に本会理事に就任し、また国内26番目の支部として本会の沖縄県支部がその年の10月に設立された折は支部長についている。
下記に、大浜氏が出馬表明した記者会見について地元紙の「八重山毎日新聞」が報じているのでご紹介したい。
————————————————————————————-大浜氏が出馬表明 「不屈の覚悟で再挑戦」【八重山毎日新聞:2018年8月19日】http://www.y-mainichi.co.jp/news/34014/写真:県議補選に立候補することを表明する大浜一郎氏(前列中)=18日夜、南の美ら花ホテルミヤヒラ
9月30日の県知事選と同時に行われる県議補選(9月21日告示)の石垣市区(欠員1)で、自民党石垣市支部(石垣亨支部長)が公認申請を決定している会社代表の大浜一郎氏(56)は18日夕、市内ホテルで会見し、「不屈の覚悟で再挑戦する」と述べ、正式に出馬を表明した。県知事選立候補予定者、前宜野湾市長の佐喜真淳氏とのセット戦術を打ち出した。米軍普天間基地の辺野古移設の是非については明言を避け、「佐喜真氏と政策をすり合わせたい」と述べるにとどめた。石垣島への陸上自衛隊配備計画については容認する考えを示した。
大浜氏は出馬を決意した理由について6年前に出馬した県議選に言及、「期待に応えることができず、再び挑むことは控えるべきだと考えていたが、民主的で公明公正な候補者選考委員会で、多くの委員から推薦をいただいたことに対し深く熟慮した。その思いに応えることが私に与えられた運命であるなら、決して逃げないとの決意を固めた」と述べた。
その上で「最大の選挙戦は県知事選。県政を私たちの元へ取り戻す選挙。保守本流の佐喜真氏を絶対に勝利に導かなくてはならない。佐喜真県政を支える一人になるためにもセットの戦いを必ずや勝ち取りたい」と決意を語った。
「志と考動」を政治信条に、「元気ではつらつとした島々づくり」をスローガンに掲げ、2021年度末に期限を迎える一括交付金以降の政策議論を「一丁目一番地」と強調。「八重山をナショナルブランドへ導く政策の実現のため、離島政策に配慮した新しい沖縄政策の策定に積極的に関与していく」と訴えた。
大浜氏の表明に先立ち、石垣支部長、中山義隆市長、佐喜真氏、自民党県連会長代行の翁長政俊県議があいさつ。翁長県議は「来週にも公認決定が下りるだろう」との見通しを示した。大浜氏は公明党、日本維新会の会に推薦を依頼する予定。
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大浜一郎(おおはま・いちろう)氏。1962年3月7日生まれ。石垣市石垣出身。青山学院大学経済学部卒。(株)石垣エスエスグループ代表取締役社長。97年から八重山経済人会議代表幹事。99年に日本青年会議所沖縄地区協議会長、2000年に八重山青年会議所理事長。