7月10日(月)、林建良氏新著『日本よ、こんな中国とつきあえるか?』が発売!

黄文雄氏と宮崎正弘氏が絶賛

 7月10日、林建良氏が初めて日本語で書き下ろした新著『日本よ、こんな中国とつきあえ
るか?』(並木書房)がいよいよ全国書店で発売されます。

 先般来、予約募集のご案内を掲載しましたが、版元の並木書房によりますと、なんと320
冊もの予約が入ったそうです。ご応募いただいた方にはすでに発送されたそうです。この
場を借りて御礼申し上げます。

 本書には、年間、12冊以上の新刊書を執筆し、中国・台湾問題に精通する拓殖大学日本
文化研究所客員教授で評論家の黄文雄氏が推薦文を寄せられています。ここにご紹介しま
す。

 また、いち早く昨日の「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」(通巻第1503号 特大号)
に書評が掲載されましたのでご紹介します。宮崎氏は読み巧者としても知られていますが
、「流暢な日本語を駆使して、中国人と決定的にちがう台湾人の性格などとの比較、日本
人との比較検証によって中国人の本質をぐさりと抉る」と絶賛しています。併せてご紹介
します。                                (編集部)


中国および中国人に対する鋭い洞察

                       拓殖大学客員教授・評論家 黄 文雄

 林建良医師のように、国民党政権下で完全な「支那人化教育」を受けた者が中国人にな
ることを拒否するのは、あの時代としては死を超える勇気が必要だ。この勇気を生んだの
は、彼の中国及び中国人に対する鋭い洞察力である。中国、日本、台湾の病根を剔出し、
新しい日台関係を築くための数々の提言は傾聴すべき、肺腑を衝く言に満ちている。祖国
台湾と日本への思いの深さがひしひしと伝わってくる。
              (『日本よ、こんな中国とつきあえるか?』カバー推薦文)


宮崎正弘の国際ニュース・早読み「今週の書棚」

 日本に留学して、そのまま医師となって栃木県に居着いてしまった林建良医師は、正義
の人であり、熱血漢だ。

 台湾独立、台湾正名運動の提唱者にして、台湾の独立運動を全国的に繰り広げ、日本李
登輝友の会常務理事、台湾の声編集長としても大活躍中である。

 その林さんが流暢な日本語を駆使して、中国人と決定的にちがう台湾人の性格などとの
比較、日本人との比較検証によって中国人の本質をぐさりと抉る。

 それも冒頭から、きまじめな日本人なら卒倒しそうになる事実が所狭しと並んでいて、
驚かされること夥しい。

 第一の衝撃は、これまでにも噂として聞こえてきた中国の臓器売買の実態だ。

 それも死刑囚の臓器を執行現場に待機している医師がたちまち摘出手術をおこない、待
機している外国人患者には国内患者の二倍から三倍で売りつける。

 その手術を中国のどこでおこなっているか、70ヶ所の病院名一覧もついている。

 なかには生きている死刑囚から臓器を摘出した医師がおり、その後、西側に亡命して証
言したことから中国の驚嘆すべき凶々(まがまがし)さが、世界に曝された。日本のマス
コミはあまりこのことを触れたがらない。

 中国の漢方薬の店に行けば、たちどころに中国人の性欲のえげつなさがわかるのは狗鞭
(ゴウベン)、虎鞭(フーベン)という動物の生殖器が精力剤で売られていることだ。

 バイアグラの偽物も行き交う中国だが、セックスに強いという信仰が窺える。

 「このような考え方(医食同源)は「その臓器を食べるということになる。それも、出
来るだけ人間に近い方がよく、また新鮮なものほどよいとされている。たとえば、広東省
や四川省では、昔から猿の脳を食べる」。

 そうそう、広東の女性は広東料理の目玉=ハトの丸焼きばかりか、梟も食べる。眼が良
くなるという信仰があるからだ。

 死刑囚の皮膚をはがして美容薬にしていることも広く知られる。SARSの根本原因は
愛玩動物のハクビシンを食べるからである。

 死刑場へ饅頭をもって集まるのは中国人にとって「公開処刑が娯楽」であるばかりか、
飛ぶ血を饅頭に吸収し、長生きしようとするからで、この実話は魯迅の小説『薬』にも、
ちゃんとでてくる。

 女性革命家秋謹がまさに処刑される場へ庶民は饅頭をもって現れた。魯迅はそれを書い
た(拙著『中国よ、反日ありがとう』も参照あれ)。

 岳飛の「満江紅」という漢詩では「壮志飢餐胡虜肉」(おなかがすいたら外人捕虜の肉
を食え)、「笑談渇呑兇奴血」(談笑して喉がかわけば「きょうど」の血でも飲め)。

 林さんによれば「中国では、この漢詩に曲をつけ、今でも小学校の唱歌のひとつとして
教えている」という。

 このようなショッキングな実例が夥しく網羅されながらも、本書は決して猟奇をもとめ
てのものではなく、つまり、騙しが好きで人を食うおそるべき中国人に、うぶな日本人が
対応できるのか、という危惧の現れが全編の基調である。

 にもかかわらず日本人が下手に付き合うと、いずれ中国に隷属することになる、と不気
味な近未来を予測している。

 そうならないためにどうするのか。まず本書を読んで対策を考えるしかあるまい。

      (7月7日刊「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」通巻第1503号 特大号より)


■書名 日本よ、こんな中国とつきあえるか?−台湾人医師の直言
■体裁 四六判、並製、280ページ
■定価 1,680円(税込)
■版元 並木書房

■著者 林 建良
 1958年(昭和33年)9月7日、台湾・台中市生まれ。1987年(同62年)、日本交流協会奨
 学生として来日し、東京大学医学部博士課程を修了。医学博士。栃木県で地域医療に携
 わりながら、世界台湾同郷会副会長、台湾団結連盟日本代表、メールマガジン「台湾の
 声」編集長、台湾独立建国聯盟日本本部国際部長、日本李登輝友の会常務理事として活
 動。著書に『母親e名叫台湾』(2003年9月、台湾・一橋出版社)。

 2001年(平成13年)6月9日、在日台湾同郷会会長の折、日本において在日台湾人の外国
 人登録証の国籍記載を「中国」から「台湾」に改正する「正名運動」プロジェクトを発
 足、「台湾正名運動」の名付け親。以後、台湾正名運動は台湾独立運動の主流となる。

■目次
第1章  台湾から見た中国及び中国人
      お人好しの日本人に中国人の凄さは理解できない
第2章  台湾から見た日本及び日本人
      争いを避けたがる日本人に平和は守れない
第3章  台湾から見た台湾及び台湾人
      台湾は中国の一地方に過ぎないと自ら教育する矛盾
第4章  悪の元凶・中国帝国主義はこう潰せ
      真実を中国人に教えれば中国は内部崩壊する
第5章  台湾の独立は日本の国益につながる
      国民党政権の誕生は日本の悪夢の始まり
あとがき 台湾は日本の生命線

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