60数年の時空を超えて  早川 友久(本会台北事務所長)

【台北事務所ブログ:平成24(2012)年6月 14日】
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 日本でも大人気、抹茶パフェが有名な「祇園辻利」。

 もともとは京都の老舗お茶屋さんですが、東京にもカレッタ汐留や大丸にカフェを出店
しているのでご存じの方も多いことでしょう(カフェの店名は「都路里」)。

 台湾では、一昨年に開業した台北の統一阪急百貨店に店舗が入りました。今でも長蛇の
行列を見かけますから、台湾での人気も定着したようです。

 実はこの辻利、日本時代には総督府そばで台北随一の繁華街といわれた栄町通り(現在
の衡陽路)にお店を構えていました(現在スターバックスがあるところ)。

 絵葉書に描かれた日本時代の辻利と現在の様子を比べてみましょう。高層ビルが増えま
したが、基本的な街並みは変わっていないようにも思えます。

 お茶とコーヒーの違いはあれど、人々に一服させるための品物を扱う店が同じ場所に存
在しているのは不思議です。

 日本時代の辻利の開店は明治32年、店主の三好徳三郎は民間人でありながら、各界の多
彩な人脈を生かし「民間総督」と呼ばれるほど隠然たる力を持っていたようです。三好と
辻利について研究された学術書も出版されています。

 現在の辻利を台湾で運営しているのは、先代から龍角散の台湾代理を務めてきた范一
族。辻利を取り仕切る范育材先生は一橋大学出身で本業は会計士。ひょんなことから知遇
を得ました。機会を見つけて現在の辻利についてもっとお話しを伺いたいと思っていま
す。

 辻利にとっては敗戦から60数年の時空を超えて再び台北に戻って来たことになります。


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