12月16日に台北で「天皇誕生日祝賀レセプション」

昨年に引き続き2度目

 11月26日付の産経新聞によれば、交流協会台北事務所(内田勝久所長)は25日、
台湾の政財界関係者を集め、来月16日に台北市内のホテルで「天皇誕生日祝賀レ
セプション」を開催することを明らかにした、と伝えています。
 昨年は12月12日に台北市内で、昭和47年(1972年)の日華断交以来初めて「天
皇誕生日祝賀レセプション」を開催しています。当日は外交部長(外務大臣)や
総統府秘書長(官房長官)などの台湾要人約500名が参加しています。
 これに対して、もちろん中国は開催前に「日台がいかなる形式であれ公的な関
係を持つことに断固反対する」と猛烈に抗議し、開催後も「日本のこうした措置
は、日中共同声明の関連原則や精神に反する。中国外交部では在中日本大使館に
対して再度抗議、日本側の悪辣な影響を排除し、今後の再発防止を訴えていく」
としていました。
 今年は今のところ中国からの抗議は来ていないようですが、台湾を自国領とい
って憚らない中国が抗議しないわけはありません。しかし、このような日本の積
極的な台湾政策こそ、虚妄の「一つの中国論」から台湾の住民を目覚めさせるこ
とになります。
 日本は全世界に181の在外公館を持ち、日本の元首である天皇陛下の誕生日を「
ナショナル・デー」と定め、当地の要人を招いてお祝いのレセプションを開催す
るのが通例です。それは、もっとも重要な在外公館主催レセプションとして位置
づけられ、アメリカやフランスなどの大公館では招待客も1,000人以上になるそう
で、それこそ一大イベントとして執り行われています。
 日系人の藤森氏が大統領時代、駐ペルー大使館が地元の武装ゲリラにが襲撃さ
れたことを覚えている方も少なくないのではないかと思いますが、その日こそ「
天皇誕生日祝賀レセプション」が開かれていた日であり、多くの要人が集まって
いたからに他なりませんでした。
 台湾もようやく「ナショナル・デー・レセプション」を開くにふさわしい国と
なった証であり、盛大に執り行われることを期待しています。   (編集部)



投稿日

カテゴリー:

投稿者: