NHK「JAPANデビュー」第1回「アジアの“一等国”」への怒りの声【8】

4月5日に放送されたNHKスペシャル「JAPANデビュー」問題では、放送翌日から
番組をご覧になった感想が寄せられています。ほとんどの方が「偏向放送」だという受け
止め方です。このような殖民地支配=悪という単純な「台湾弾圧史観」に基づいた内容は
歴史教科書にも例がないほどで、公共放送として許されるものではありません。

 ましてや、台湾の日本語世代が日本語で証言するという手法は悪質であり、それも反日
的と思われる発言だけを取り上げたことが判明しています。NHKに猛省を促すべくご意
見ご感想をお寄せ下さい。

 感想は未だに届いています。4月20日以降、いただいたご意見を掲載する余裕がありま
せんでしたので、ここにご紹介します。                 (編集部)


■国会で追及か裁判所に提訴を! [日本キリスト教団高砂教会主任牧師  手束 正昭]

 今回のNHK偏向報道について色々とご苦労のことと存じます。

 さて、NHKの回答を見る限り、色々と理屈を並べて自己正当化を図っているとしか思
われません。恐らくNHKとしては、事態の沈静化を待って逃げようとしているのだと考え
られます。

 そこで提案なのですが、日台議員連盟の国会議員の方々によって国会で追及してもらっ
てはいかがでしょうか。それでもNHKが反省しないならば、李登輝友の会が中心となっ
て裁判所に提訴してはどうでしょうか。必要ならば、私も原告団の一人に加わることもや
ぶさかではありません。このままでNHKの居直りを許してしまうことはどうしても納得
がいきませんので、是非ともご考慮いただきたいと願います。

■NHKにデモを! [千葉県市川市 伊東 康夫]

 日本李登輝友の会が主導してNHKにデモを仕掛けることを要望いたします。

 NHKに幾ら意見を言っても無駄です。これまで10年間、要望を出し、監視してきまし
たが、まったく効果はありませんでした。この組織は解散させる以外に道はありません。

 これまで日本だけに害を振りまいてきましたが、今度は東アジア全体を巻き込んで損害
を与えようとしているのです。すなわち日本と台湾の間を分断して、台湾への中国の侵攻
を容易にし、沖縄への影響力を増大させ、東アジア全体を中国圏に巻き込もうとしている
のです。そうなればこの地域で闘いが起こるでしょう。多くの国や国民が損害を受けます。
NHKは、知ってか知らずか、そのような道に誘導しようとしているのです。

 もうつぶすしか方法はありません。台湾のためであり、日本のためであり、アジアのた
めです。ぜひご検討ください。

■NHKは自ら墓穴を掘りました [大阪 K・K]

 以下の返答はお笑いです。NHKは自ら墓穴を掘りました(笑)

≪番組へのお問い合わせに関してのご連絡≫
 メールを拝見させていただきました。

 「中国語」についてお答えします。

 台湾語は閩南語にきわめて近い言語です。そして、閩南語は中国語の一方言として位置
づけられています。一方、台湾には、客家語を話す客家もいます。客家語もまた、中国語
の一方言です。

 台湾総督府の調査によれば、1930年代に自らを福建系(閩南語)と認識している人はお
よそ70パーセント、広東系(客家語)と認識している人は十数パーセントいます。客家は、
自らの客家語という言葉を、台湾語と区別して使用しています。ですから、当時の住民が
「台湾語を話す」と表現すると、そこには客家語を話す人びとが含まれないことになりま
す。閩南語も客家語も中国語(北京語ではなく)の一方言であること、さらに客家の方々
の存在を考え、「中国語を話す」と表現しました。

 番組では、日本が植民地時代の台湾において、鉄道や港湾などの社会的基盤を整えたこ
と、樟脳産業を活性化させたこと、後藤新平の時代には台湾総督府が『台湾十年間之進歩』
というパンフレットを出版し、台湾を急速に発展させたことなどを伝えています。

 以上をもって回答とさせていただきます。

 今後とも、NHKをご支援いただけますようお願いいたします。

                          NHKスペシャル番組センター

■マイケル・ジャクソン方式はどうだろう [東京 好田 良弘]

 「アジアの“一等国”」に対する日本李登輝友の会からの抗議声明に対する回答で、N
HKは番組の製作趣旨を「歴史を振り返り、未来へのヒントにしたい」と説明したそうで
す。

 しかしながら放送された内容を振り返ると、それは「過去に発生した事実をできるだけ
客観的に提示した上で、未来への判断は視聴者に委ねる」という姿勢ではなく、「現在も
分裂状態が続く台湾と中国の問題には、過去の日本による台湾統治がもたらした傷が大き
く作用しており、東亜全体にとって望ましい未来である両者の融合に向け、日本人はその
責任を自覚すべきである。」との主張への誘導を試みるものでした。

 これに対しては既に様々な指摘や見解が発表されていますが、それらを読み、対策のひ
とつにマイケル・ジャクソン方式があるのではないかと考えました。

 ご記憶の方も多いと思いますが、以前、米国の世界的な黒人歌手であるマイケル・ジャ
クソン氏は、英国テレビ局のインタビュー取材に応じるに当り、自己の機器による独自映
像及び音声の同時収録を条件とし、放映された番組の内容に異議を唱えて、これを公開し
たことがあります。

 今回の番組については、別角度から同時収録した映像及び音声の入手は困難であるもの
の、放映された映像に沿える音声を修正し、若干の挿入並びに削除を行うだけでも、かな
り違った内容に成り得ると考えます。

 例えば、ニコニコしながら教育勅語を諳んじ、軍歌を歌ってみせた老人たちの画像の前
か後に、二二八紀念館などを訪れる日本人に教育勅語の価値を訴え、奮起を促し続けてい
る蕭錦文氏の姿を紹介し、これに番組で放送された日本への憤りを訴えた画面を繋げて解
説を加えると、それが発言者自身も証言しているとおり、統治時代に向けられたものでは
なく、戦後の冷淡さに向けられたものであることを理解できるのではないでしょうか。

 松浦芳子杉並区議からの投稿によれば、既にチャンネル桜が独自取材を行っているとの
ことであり、著作権の一方で放送法の規定もあるとのことですから、何らかの有効策が打
てればと考えます。

■NHKこそ人間を「見世物」としている [愛知県 渡辺 裕一]

 「人間動物園」というショッキングな表現から、人を檻にでも入れて展示物にしたのか
と思いきや、民族衣装を纏った集合写真と民族舞踊披露をした内容。 現代のパイワン族
の子孫は、「悲しい」と語る映像が映し出される。NHKは取材で「動物園のように見世
物にされた」といえば、そう答えるのは自然だ。

 NHK「JAPANデビュー」は、登場人物が全て、NHK番組に沿うように編集され
ている。

 そのことで激怒した、登場人物の柯徳三さんが激怒していることは、各メディアで、当
の番組視聴者でない人も知るほどになってきている。

 これだけ様々な伝達手段が一般化してきた時代、映像等の扱いに肖像権なるルールも存
在するが、録画と放映の許可は得たものの、本人が言った趣旨と全く違うことをあたかも
本人がそう言っているように発信すれば、しかも意図的にそのように使うならば、NHK
こそ、人間を「見世物」という感覚で捉えていることになる。

 小生も取材で生計を立てているが、狭い小生の範囲内においても今まで取材に行った先
で、NHKから取材を受けた経験者は一様に「NHKは、自分たちの主張でしか扱おうと
しない」という旨の言葉を放ち、思い出せば腹が立つそうだ。

 そんな感覚のNHKだからか、出演者本人が、他のメディアで反論している状況の中、
出演者の言を捻じ曲げて、自己の意図に利用することこそ、人間を見世物にしていること
にならないですか」という問いに「本人からは抗議がない」との一点張り。

 NHKとしての対策用の回答なのだろうが、「本人からの抗議が無い以上、誤りは無い」
とする感覚は、常人では考えられない。

 乗客を無視し政治闘争を続けた旧国鉄を彷彿させる。ならば、NHKも解体し民営化で
再生を図るべきではないだろうか。

■傲慢なNHKの受け答え [栃木県 須田 政男]

 NHK視聴者コールセンターに「NHKスペシャル シリーズ JAPANデビュー 
第一回 アジアの“一等国”」ついて電話をしました。

 番組の内容は公平、公正、な番組では無かったとクレームを言ったら、男性職員は私の
話を全く無視して、「あの番組は公平に作ったので間違っていない」と言い、「嫌なら見
なければ良い」と開き直って言っていました。

 私たちの受信料で放送しているのに、自分の非は認めないで、見ている貴方が間違った
見方をしているだけだと言っていました。

 台湾の柯徳三氏がNHKには良い部分の話もしたと、インターネットのチャンネル桜で
見たと言いましたら、「そんなインターネットの放送は信用できない」と否定しました。
何という傲慢な開き直った発言でしょうか。

 これからNHKの受信料を拒否することにしました。日本為、台湾の為に何かできるこ
とが有れば行動していきたいと思います。

■NHKを公開討論会の場に

 貴会がNHKに「公開討論会の開催と登壇の要請」されたと伺い、何はともあれNHK
の報道内容に常日頃から疑問を抱いている者として、応援したくメールさせて頂きました。

 今回の問題となった放送内容に対する、国内はもとより当の取材相手である台湾の皆様
からも多くの反対意見が寄せられたにもかかわらず、担当プロデューサーからの「ご理解
頂きたい。」で済まそうとしていることに、日に日に怒りが高まっています。

 是非とも、NHK会長始め関係者を公開討論会の場に引きずり出して、打ちのめして頂
きたく思っています。

■何ともいえない違和感 [白鷹 和夫]

 初めて便りいたします。貴会の見解に全く同感であります。

 番組を見終わった後、何ともいえない違和感、むなしさを感じました。台湾という愛日
国、親日国に対して大変失礼ですし、一般日本人に対しても誤解と偏見を与えない内容に
なっております。貴会には入会しておりませんが、できれば、開討論会には是非とも参加
したい一人です。

■NHKは話し合いを拒めない[青森県弘前市 荒関 直毅]

 NHKへの公開討論会の開催要請に関して一言述べさせていただきます。強い信念を持
ってことにあたっているのであれば、どんな場所でも臆することなく堂々と自説を述べる
ことができるものと思います。NHKのプロジェクトXでも反対する地域住民を担当者が
一所懸命説得するといったような場面がしばしばありました。世のため人のためと思えば、
たとえ四面楚歌の状況でも堂々と意見を言えるはずです。

 もし、NHKがこの公開討論会を断るのであれば、それは自分たちが後ろめたいことを
していると言うことを自らが証明することになるのだろうと思います。増して、NHKは
九条を守ろうとする立場です。であればなおのこと話し合いは拒めないはずです。

 武力によらずに紛争を解決するためには、話し合いによってお互いが納得できる方法で
解決しなければなりません。一方的に自分の意見を押し付けて相手を強引に納得させよう
とするのであれば、話し合いによる解決も無理です。相手の話をじっくりと聴き、お互い
の信頼関係を構築できるような話し合いができてこそ、初めて武力によらず平和的に紛争
を解決することができるものと思います。討論でも同じだと思います。

 要請に応じなければ、話にもならないということになりますが、仮に討論会に応じたと
して、お互いに理解が得られないときに、九条のことを持ち出せばどんな反応をするか。

 以上、たわいのないことを述べましたが、NHKに対してなにかと鬱憤がたまっている
ので、もし参考にでもなればと思い、メールしてみました。

■公開討論拒否に大きな憤り

 日台関係を憂うる者としてお願いします。

 過日のNHKの番組JAPANデビューをみましたが、私は違和感を感じました。また、
貴団体が要請した公開討論をNHKが拒否したことに大きな憤りを感じました。

 私もなんとかNHKに抗議したいのですが、私自身は何の力もない一市民なのでどうし
てもできることが限られてきます。そこで李登輝友の会のような権威ある団体が、これか
らもNHKに討論を呼びかけ続けてくれるようお願い申し上げます。

 この問題をNHKの逃亡によって風化させてはならないと強く思います。なにとぞ辛抱
強くNHKに訴えてください。

 末筆ながら日本台湾両国および貴団体の益々の繁栄をお祈りいたします。

■NHKがまたまた広めるウソ

 小生、5月2日の土曜日にNHKに抗議した際、会員であることはとぼけて「ある団体が
公開討論会を申し込んだらしいが、拒否したとのこと。やましいことがなければどうして
受けないのか?」と言ったら、かなり驚愕したようで「やましい……とは」とかなり声が
震えておりました。

 さらに「李登輝友の会さんは、公開討論会をお断りしたことについて“ご納得されてい
る”」とはっきり電話口に出た男性(ある程度の年齢だと思う)は言っていました。

 小生がここで問題なのは「李登輝友の会は公開討論会を断ったことを納得した」という
嘘をまた広めているということです。

 以上報告いたします。

■NHK「ジャパンデビュー」のディレクターが左翼団体主催で講義

 既にご存知かと思いますが、NHK「ジャパンデビュー」のディレクターが、左翼団体
主催で講義をするようです。

≪ご参考≫ http://www.labornetjp.org/news/2009/1241393329405staff01

 日本李登輝友の会との公開討論会を拒否しながら、左翼団体レイバーネットの会には出
席する。これは明らかに公正、中立を旨とするNHKにあるまじき行為です。

 NHKに注意をしている人・団体は、公正中立であるべきだという「公共放送としての
使命」を全うせよと提言しているはずです。

 何とも言えない怒りが込みあがってきます。今後ともNHKを糾弾すべく頑張ってくだ
さい!!


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