NHK「JAPANデビュー」第1回「アジアの“一等国”」への怒りの声【5】

4月5日に放送されたNHKスペシャル「JAPANデビュー」問題では、放送翌日から
番組をご覧になった感想が寄せられています。ほとんどの方が「偏向放送」だという受け
止め方です。このような殖民地支配=悪という単純な「台湾弾圧史観」に基づいた内容は
歴史教科書にも例がないほどで、公共放送として許されるものではありません。ましてや、
台湾の日本語世代が日本語で証言するという手法は悪質です。反日的と思われる発言だけ
を取り上げた印象は拭えず、光と影の影のみを強調した印象は否めません。NHKに猛省
を促すべくご意見ご感想をお寄せ下さい。                (編集部)


■「歴史から学ぶ」と言いながら「歴史を偽造」

 昨晩、NHKスペシャルの例の番組の再放送を見ました。

 最初の方からあらためて見て驚きました。驚くと同時に、この番組の制作の意図がわか
り、それだけに鑑賞の仕方も理解できました。

 番組冒頭部で、台湾領有初期の抗日運動に対する日本政府による鎮圧について、番組の
ナレーションは「日台戦争と呼ばれています」と言っているのでビックリ仰天!

 いったい、どこにそんな歴史用語があるのだろう。そもそも国際法に則って日本が領有
した台湾において、そこで生じた「戦い」を「戦争」と名付けることができるわけがない。

 「戦争」とは、その戦いの規模が如何様であれ、国家対国家において、国家としての意
思により発動した戦いを指すのであり、近代国家としての経験を全く持たない台湾が、国
際法に則り正当にその土地を領有化した日本と戦っても「戦争」と名付けることができな
いことくらいは、歴史の常識。

 にもかかわらず、こうした用語を使ってみせるのは、明らかに特別の意図による。だか
らこの表現を見ただけで、この番組のデタラメさ具合がよくわかる。この番組は、当時の
台湾を独立した国家と見なし、さらに正当な手続きによって割譲を受けた日本を無法な侵
略国家と見なしている。これは明らかに事実に反する。

 この番組は、「歴史から学ぶ」と言いながら「歴史を偽造」し、日本国民が支払う視聴
料で番組を制作しつつ、日本の視聴者を騙そうとしている。

 こうした傾向は番組全体を通して見ることができる。例えば、最後のシーンで台湾の研
究者を引っ張り出して、日本が台湾に対して民族自決主義を与えなかったところに日本が
アジアで尊敬されない原点があると言わせている。しかしこれも当時の歴史的状況を無視
し、平和で豊かな現在の歴史観でヒューマニズムを語らせるというルール違反を犯してい
る。

 これらの点を理解した上で、最後に出てくる老人達の言葉を聞き直すと、この番組制作
者の偏向ぶりとデッチあげぶりが自ずと再び明らかになる。

 つまり、日本批判をしている老人は、日本が植民地人をかつて軽んじたことに怒ってい
るのではなく、かつての同朋である台湾人を戦後に日本人が大切にしなかったことを怒っ
ているにもかかわらず、制作者はそれを無理に日本批判に繋げて描こうとしている。これ
は漢民族の典型的な精神構造を理解しないまま編集したため、綻びが出てしまっている例
であり、要するにあの老人達は、真心を尽くした相手にメンツを潰されたから不満だ、と
言っているに過ぎない。

 この番組は、歴史の偽造と文化への無理解により、台湾の現在の姿を無理やりに日本の
侵略性に対する批判として作り替えている。

 そんなわけで、これは見事なくらいにおもしろい番組なので、永久保存したい。

■NHKからの返答で分かった「聞けば分かる嘘」

 以下のようにNHKからレスが帰ってきました。

 面白いのは
 
1 柯徳三さんが、NHKに憤っている、という事実がない
2 歴史を捏造してはいません。

 1は柯徳三さんに聞けば分かる嘘です。2は台湾語を中国語と紹介したのは捏造ではな
いのか? ということで報告いたします。NHKには再度照会します。

 ≪平素よりNHKの番組をご覧頂き、またこの度は「NHKスペシャル」番組ホームペー
ジからメッセージをいただきましてありがとうございました。

 お問い合わせの件につきまして、ご連絡申し上げます。柯徳三さんがNHKに対して憤
っている、という事実はありません。

 また、編集によって、歴史を捏造してはいません。

 柯徳三さんの人生には、日本の統治の両面性が反映されています。

 一つは、同化政策によって、日本人と同じように小学校に入り、中学校・高等学校へと
進路が開け、さらには台北帝国大学医学部へと進学したことであり、番組ではこうした事
実を放送しています。

 一方で、同化政策後も、台湾人子弟の入学者が制限されていたり、社会的差別があった
という面についても、事実に沿って伝えています。

 番組では、ことさらに「反日的」な面だけを取り上げているわけではありません。

 事実を伝えること、その事実を共有することが、日本と台湾のさらに強くて深い関係を
築いていくことに資すると考えています。

 今後とも、NHKをご支援いただけますようお願いいたします。

                         NHKスペシャル番組センター≫

■どうしても納得いかない [草莽全国地方議員の会 松浦 芳子]

 4月5日のNHKスペシャル「アジアの一等国」をご覧になったでしょうか。「アジア
の一等国」で台湾をどのように放映するのか興味があったので見ましたが、どうしても納
得いかないのです。

 「日本は戦争の好きな民族で、一等国となるために台湾の方々を苦しめた」という流れ
の作り方になっていますが、台湾の元日本軍の高齢な方々の懐かしそうな……うれしそう
な……表情で軍歌を歌っている様子と番組で語られるナレーションには、違和感があるの
です。

 初めに番組の流れが出来ていて、そこに都合の良いセリフをカットしてつなぎ合わせて
いるのではないだろうかと思わせる作りになっていました。

 おかしいと感じた方が、直接その男性にお電話をされたようでしたが、

○インフラや教育の良さを語ったが番組では、まったく取り上げていない。
○烏山頭ダムを造って農民を助けた八田技師の話もしたが、恨み言を並べる場面ばかりが
 映し出された。
○だまって蒋介石政府に引き渡し、日本人に捨てられた台湾人の恨みをいった。
○2・28事件では、台湾人エリートが犠牲になり、その事をたくさん話したが取り上げ
 ていない。
○台湾に来たことのない人が、番組を見たらどう思うだろうか。

 と、残念そうに語られたということでした……。不思議な事です。

 真実はどうか、「CSTV日本文化チャンネル桜スタッフ」が、台湾に行き、NHKの番組
に映っている方々に会いに行き収録してきますので、来週には、真実がわかると思います。

 放送法第4条には、「放送事業者が真実でない事項の放送をしたという理由によつて、
その放送により権利の侵害を受けた本人又はその直接関係人から、放送のあつた日から3
箇月以内に請求があつたときは、放送事業者は、遅滞なくその放送をした事項が真実でな
いかどうかを調査して、その真実でないことが判明したときは、判明した日から2日以内
に、その放送をした放送設備と同等の放送設備により、相当の方法で、訂正又は取消しの
放送をしなければならない。」とあります。

 しっかり検証してから、ご報告致しますが、いろいろな方が抗議先の番号を送って下さ
いますのでお知らせ致します。

 NHKは、受信料を国民からいただいている公共放送ですから、真実ではない国益に反
する番組つくりをするべきではありません。ぜひ、感想や抗議をFAXして下さい(FA
Xが良いと思います)。


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