「台湾前総統 李登輝が語る日本人の心」(仮題)と題して55分番組を制作
昨年12月末、台湾前総統の李登輝氏が初めて石川県を訪れました。かねて李氏
は台南に巨大ダムを建設した土木技師八田與一氏への尊敬の念を表し、幾度とな
く、その故郷である「金沢市を訪問したい」と口にしてきました。
おととし4月、テレビ金沢の取材チームが台北へ李氏を訪ねた際も八田氏への
熱い思いを語りました。
「公に奉じる日本的な精神は時代が変わっても輝きを失わない。八田技師はその
日本的精神の体現者なのです」
しかし、今回の李氏の訪日に対し、中国が強く反発したため、「一私人の観光
旅行」(外務省)を余儀なくされ、李氏の口からは政治的な発言はもとより、八
田氏や敬愛する鈴木大拙、西田幾多郎らの生誕の地を訪ねた感想も一切語られる
ことなく、短い日本の旅を終え、台湾へと帰りました。
「金沢、石川にこそ日本の心が残っている」と言い続けてきた李氏が実際に見た
金沢、石川の地はどのように映ったのでしょうか。
私たちテレビ金沢は李氏から直接、聞くために旅装を解いて間もない李氏を再
び訪ねました。
■放送日時 1月30日(日)午後2時30分〜3時25分
■タイトル 台湾前総統 李登輝が語る日本人の心(仮題)
■製作著作 テレビ金沢