産経新聞社とフジサンケイビジネスアイは、日本と台湾の青少年による文化交流促進を
目指して「青少年スカラシップ」を実施し、中・高・大学生から作文、書道、絵画、マン
ガを募集、中嶋嶺雄氏(国際教養大学学長)を審査委員長に日下公人氏(社会貢献支援財
団会長、評論家)などが選考にあたり、優秀賞入賞者を台湾研修旅行に招待してきた。
第8回となる今回は「台湾で思う存分やってみたいこと」(作文)などをテーマに昨年10
月から募集、応募総数は997点にのぼった。京都大学で国際政治を学ぶ4年生の中野友加里
さんが大賞を受賞し、志村貴洋君(中央大学3 年)が審査委員長特別賞、名取蒼史君(上
尾市立原市中学校3 年)ら15名が優秀賞を受賞した。
3月22日、優秀賞以上に入選した17名は台北駐日経済文化代表処で表彰式と壮行会に望ん
だ後、5泊6日の台湾研修旅行に出発。
台湾では、毎年、李登輝元総統にお会いしているが、今回は訪台翌日にお会いした。そ
れを産経新聞が報道しているので紹介したい。李元総統は毎年、日本からのこのスカラシ
ップの子供たちとお会いするのをとても楽しみにしているという。少し体調が悪くても、
必ずお会いになってきたほどだ。また、蔡焜燦先生も必ずお会いになっている。今回は昨
日会われている。
青少年スカラシップ日本側研修団、李登輝元総統を表敬
【産経新聞:2011年3月24日】
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110323/chn11032321460002-n1.htm
日本と台湾の若い世代の相互理解促進をめざした「第8回日台文化交流 青少年スカラシ
ップ」(主催・フジサンケイビジネスアイ、産経新聞社、共催・台湾行政院新聞局)の日
本側研修団は23日、台北郊外の淡水で李登輝元総統(88)を表敬した。李元総統は「日本
の未曾有の災害に心を痛めています」と哀悼の意を表明。学生17人と握手後、「台湾が直
面する困難」と題して講演した。(台北 山本勲)