福島県産農産物の輸入解禁について「台湾では新たな民意、新たな総統が生まれており、この問題
を理性的に検討し、問題を解決する用意があると思うと述べた」という。下記に台湾の台湾国際放
送の記事を紹介したい。
昨年4月末、台湾が5月15日から実施しようとしていた日本産食品に対する輸入規制強化につい
て、日台若手議連の岸信夫会長や萩生田光一幹事長ら一行12名が安倍晋三総理の意向を受けて訪台
した折、馬英九政権でこの問題を担当する責任者に、規制は科学的根拠に欠け一方的な措置だとし
て撤廃を要請したところ、動く気配は微塵もなかったという。
それから1年。国民党政権から民進党政権に替る台湾は、大きく変わろうとしている。陳菊市長
は恐らく蔡英文・次期総統のメッセンジャーの役割をになって来日したようだ。やはり、日台間に
は本来の真摯な関係を築く下地が整っていたことを示す嬉しいニュースだ。
陳菊氏、福島の農産物輸入問題語る
【台湾国際放送:2016年3月8日】
台湾南部・高雄市の陳菊・市長が、日本の福島県産農産物の輸入解禁について、新たな民意と新
たな総統には理性的に検討する用意があるとの見方を示した。
最大野党・民進党の大物政治家、陳菊・高雄市長は現在、曹啓鴻・前屏東県長、南部・台南市の
顔純左・副市長、中南部・嘉義県の張花冠・県長らと日本を訪問している。国際食品見本市、フー
デックスジャパンの開幕を翌日に控えた7日、陳菊・高雄市長らは会場を視察した。また、8日には
日本の安倍首相の実弟の岸信夫衆議院議員率いる、「日台経済文化交流を促進する若手議員の会」
を表敬訪問、食品の安全性問題などについて意見交換した。
岸氏は福島県の農産物は放射線検査にパスしていると説明し、食品の安全性は科学的な問題で、
科学的に解決すべきとの立場を伝えた。これについて、陳菊・高雄市長は岸氏をはじめとする日本
の国会議員に対し、日本の農産物の台湾への輸入は双方が関心を寄せる議題だとした上で、台湾で
は新たな民意、新たな総統が生まれており、この問題を理性的に検討し、問題を解決する用意があ
ると思うと述べた。
台湾は福島県、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県の5県で生産された食品の輸入を制限している
他、その他の地域で生産されたものについては産地証明の添付を義務付けている。これらの政策は
民進党が政府に強く働きかけたもの。
この問題では、同じく訪日中の、台湾中部・雲林県の李進勇・県長も7日、千葉県の森田健作知
事から輸入規制の解除を求められた。
● 桜募金ご協力のお願い 日本から台湾に桜を贈り一緒にお花見をしよう!!
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20151217/
【桜募金要項】
◆ 1口=2,000円
*募金にご協力いただいた方全員のお名前のプレートを植樹した桜に掛け、長く銘記する予定です。
*15口(3万円)以上の篤志者の方には、李登輝元総統ご揮毫の色紙「為国作見證」(印刷)
と「我是不是我的我(私は私でない私)」文鎮を贈呈の予定です。
◆募金期間 平成27年(2015年)12月15日〜同28年(2016年)3月31日
・郵便貯金
日台桜基金会 (ニッタイサクラキキンカイ)
記号・番号:10000・30439851
・ゆうちょ銀行
日台桜基金会 (ニッタイサクラキキンカイ)
店名:〇〇八(ゼロゼロハチ) 店番:008 普通預金:3043985
・銀 行
三菱東京UFJ銀行 本郷支店 普通 0149224
日本李登輝友の会 事務局長 柚原正敬
(ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)
・郵便振替 *「桜募金」と明記して下さい。
日本李登輝友の会 (ニホンリトウキトモノカイ)