謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表は昨日、台湾の建国記念日だという10月10日を祝うレセプ
ションの挨拶で「台湾は今年5月に蔡英文総統が就任し、3度目の政権交代が実現して、台湾の民主
政治は新しいステージに入った。蔡総統は日本との関係をきわめて重視しており、台日関係のさら
なる深化を指示した。私は全力で台日の各方面における交流発展に努め、両国関係を『運命共同
体』へと近づけていきたい」(台湾週報)と述べ、蔡英文総統の対日重視と日台関係をさらに深化
させるよう指示されていることを明らかにした。
ションの挨拶で「台湾は今年5月に蔡英文総統が就任し、3度目の政権交代が実現して、台湾の民主
政治は新しいステージに入った。蔡総統は日本との関係をきわめて重視しており、台日関係のさら
なる深化を指示した。私は全力で台日の各方面における交流発展に努め、両国関係を『運命共同
体』へと近づけていきたい」(台湾週報)と述べ、蔡英文総統の対日重視と日台関係をさらに深化
させるよう指示されていることを明らかにした。
NHKニュースもその点を中心に伝えているので、下記に紹介したい。
台湾 日本との窓口機関の代表が関係強化を強調
【NHKニュース:2016年10月6日】
台湾が建国記念日としている10月10日を祝うレセプションが東京都内で開かれ、台湾の日本との
窓口機関の謝長廷駐日代表は、今後も日本との関係を強化していく考えを強調しました。
6日夜、都内で開かれたレセプションには、台湾との交流団体の幹部や財界の関係者など、およ
そ1600人が出席しました。
この中で、ことし6月に日本との窓口機関にあたる台湾の駐日代表処の代表に就任した謝長廷氏
は、日本との関係について「蔡総統は日本との関係を極めて重視していて、対日関係を一層強化す
るよう指示があった。各分野の関係を強化して、『運命共同体』に近づけたい」と述べました。
さらに、ことし2月に台湾南部で起きた地震に日本から多くの義援金が寄せられたことなどを念
頭に、「国交がないとはいえ、交流は活発になり、友好感情も深くなった。災害時に助け合う『善
意の循環』があり、真心の絆が強まった」と述べました。
そのうえで、「このような関係は世界でも非常にまれで、この絆を一層太くしたい」と述べ、今
後も日本との関係を強化していく考えを強調しました。
また、謝代表は、日本との経済連携協定の締結やTPP=環太平洋パートナーシップ協定への参
加などを通じて、経済面でも協力していきたい考えも示しました。