2009年6月刊)で鳥居の事績を詳しく伝えた。
また屏東県が編纂した『台日水的牽絆 識水柔情−鳥居信平的故事』も平野さんの執筆による、関係写真をふんだんに掲載した日本語と中文でつづった本だ。
これは農業土木関係者の注目するところともなり、平野さんは「土地改良」などの専門誌にも執筆し、講演などの依頼も受けてきたという。
ここに紹介する講演も、(社)海外農業開発コンサルタンツ協会(ADCA:アデカ)という農水省関係の公益法人の主催によるセミナーでの講演だ。入場は無料。
鳥居信平はもちろん八田與一など、台湾で尊敬されている日本の農業土木などの技術者について基調講演される予定だ。
平野さん以外の講演は農業土木や開発経済学などに関してだそうで、平野さんの講演を聞き終わったら、退席も可。休憩時間には平野さんの本の即売会(サイン会)も行います。どうぞふるってご参加ください。
ちなみに、平野さんの『台日水的牽絆 識水柔情−鳥居信平的故事』(1200円)は日本李登輝友の会でも取り扱っています。
詳しくは日本李登輝友の会のホームページに掲載し、お申し込みはお手軽な申し込みフォームからお願いします。
(日本李登輝友の会 事務局)
■袋井市で鳥居信平の胸像除幕式執り行われる
http://www.ritouki.jp/news/20090712.html
■平野久美子『台日水的牽絆 識水柔情−鳥居信平的故事』お申込み
http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0049.reg
【講演】 平野久美子さんが「台湾における日本の農業土木技術への評価」(入場無料)
国連食糧農業機関(FAO)は、2050年には90億人に達すると予想される世界の人口を養うためには、農産物の供給量を2005年と比較して70%増加させることが必要であると予測している。
このように大幅に増加が見込まれる食料需要に対応していくためには、過去アジアにおいて達成された「緑の革命」のような、農業の生産性の向上が必要であり、我が国も国際社会の一員として、世界の食糧安全保障の問題に積極的に取り組んでいくことが求められている。
ADCAセミナー「農業農村開発による世界の食料安全保障への貢献」では、我が国の農業農村開発協力の実績を振り返りながら、世界の飢餓・貧困の削減に向けた今後の貢献のあり方及び、関係者(コンサルタント、ゼネコン等)の活躍の可能性について広く情報を発信し、一般にアピールする。
■日 時:11月24日(水) 午後1時30分〜5時30分
■場 所:東京大学弥生講堂 一条ホール
■入場料:無料
■主 催:(社)海外農業開発コンサルタンツ協会(ADCA:アデカ)
■後 援:JICA、JIRCAS、(社)農村工学会
■プログラム
第1部 農業農村開発協力の歩み
・基調講演 1) 平野久美子(ジャーナリスト)「台湾における日本の農業土木技術への評価」
2) 熊代 輝義(JICA農村開発部長) 「農業農村開発協力の歩み」
― 休憩 ― (10 分)
・講 演 1) 高橋 悟(東京農業大学地球環境科学部教授)「大学の海外での活動について」
2) 西村 美彦(琉球大学大学院観光科学研究科観光産業科学部教授)
「(社会学的な視点からの)プロジェクトの効果」
3) 大田 武志(JIRCAS農村開発調査領域長) 「農業農村開発分野の技術開発」
4) 活動現場からの報告
・講 演 ADCA会員等より2〜3名「代表的なプロジェクトの紹介」
― 休憩 ― (10分)
第2部 パネルディスカッション
・話題提供 原田 幸治(ADCA企画部長)「農業農村開発分野の活動事例と今後の可能性」
・質疑応答、意見交換
ファシリテーター:西牧 隆壮(JICA農村開発部アドバイザー)、パネリスト:上記の講演者