した。一方、民進党の蘇貞昌主席は6月8日から11日間の日程で、米国とカナダを訪問して
いる。また、民進党の林佳龍議員ら3氏は6月9日から12日まで来日していた。
来日したのは林佳龍(台中市)、林岱樺(高雄市)、劉建国(雲林県)の3議員で、首都
圏の新副都心などにおける環境保護のあり方を視察するためと報じられている。
帰国日の12日、許世楷・元台北駐日経済文化代表処代表の仲介により日台若手議連(自
民党日本・台湾 経済文化交流を促進する若手議員の会)会長の岸信夫衆院議員や幹事長の
萩生田光一衆院議員、山本順三衆院議員らと意見交換している。中央通信社が懇談の模様
を伝えているので下記にご紹介したい。
ちなみに、日台若手議連は安倍晋三総理が官房長官のときの平成18(2006)年4月26日、
実弟の岸信夫議員(当時は参院議員)を会長として設立されている。本会と協力して外登
証問題を解決に導いた。今年4月末からメンバー7名で訪台、李登輝元総統や馬英九総統、
許世楷大使らと懇談している。現在、70名ほどの会員を擁している。
去る6月11日に第2回総会を開き、沈斯淳・台北駐日経済文化代表処代表が記念講演して
いる。この総会には、オブザーバーながら本会の小田村四郎会長や川村純彦常務理事ら5名
が出席。小田村会長にも挨拶の機会が与えられ、岸会長や沈代表を前に、日台間の未解決
問題として戸籍問題や地図帳問題があることを紹介し、また日台関係基本法制定の必要性
を訴えた。今後の議連の勉強会では日台関係基本法についても取り上げる予定だという。
台湾と日本の議員同士、北京による台日対話への介入に反対
【中央通信社:2013年6月14日】
http://japan.cna.com.tw/news/aall/201306140003.aspx
【写真】前列左から許世楷大使、岸信夫衆院議員、林佳龍議員。
(東京 14日 中央社)野党民進党の立法委員3人が9日から4日間の日程で訪日し、最終日
の12日には衆院議員の岸信夫氏や萩生田光一氏らと地域の安全保障・経済問題について意
見交換を行った。
釣魚台(日本名:尖閣諸島)問題について、萩生田光一氏は「主権問題より漁業者の権
利が重要」とするとともに、「問題を複雑化させる」として台湾と日本の協議に中国大陸
がかかわることに反対した。
これに対し、台中市選出の立法委員でシンクタンク「台湾智庫」会長の林佳龍氏(=写
真前列右)は、「当事者で話せばいい」「“1つの中国”をめぐる争いが台日の協力関係に
悪影響を及ぼす」などとして萩生田氏の意見に同調し、また、安倍政権が台日米の安保協
力を促すことに期待を示した。
一方、日本の環太平洋連携協定(TPP)交渉参加について、岸信夫氏(=写真前列中
央)は「正しい政策」と評価、林氏は「台湾の地域経済統合への参加につながれば」と述
べた。
林氏ら一行は今回、東京都のほか、埼玉県や千葉県などにも足を運び、太陽光発電の関
連施設など日本の首都圏での環境保護のあり方を視察した。 (楊明珠/編集:羅友辰)