許世楷・駐日代表夫妻の盛大な送別会が東京で

【6月2日 Radio Taiwan International】

 台湾の許世楷・日本駐在代表のための送別会が1日夜に東京都内のホテルで盛大に開
催された。許世楷・日本駐在代表はまもなく退任する見通し。送別会には日本の安倍晋
三前首相をはじめとする国会議員80人以上が集まり、許世楷・代表が過去4年近くの間、
日本の政界及び各界と良好な交流を続けてきたことが示された。

 許世楷・代表は挨拶で、これほど多くの友人たちが集ってくれたことに感謝、皆がこ
れからも台湾と日本の関係発展のために引き続き努力してくれるよう要請した。許世楷
・代表の夫人、盧千恵・女史は過去四年間の出来事を逐一挙げて懐かしんだ。

 許世楷・代表はかつて、中華民国政府から「台湾独立分子」とレッテルを貼られ、ブ
ラックリストに入れられた。このため帰国できない状態が続き、日本に滞在した。中華
民国政府は当時、日本政府に許世楷氏の引渡しを要求したと言う。

 安倍晋三前首相は挨拶の中で、祖父の岸信介氏が首相を務めていた当時、中華民国政
府による許世楷氏の強制送還要請を断ったエピソードを披露、自身は自民党幹事長の時
代に許世楷・代表と知り合ったと説明した。安倍前首相は、台湾を訪れる日本の政府関
係者のレベルが大幅に上がった他、互いの観光客に対するノービザ措置や自動車運転免
許証の相互承認など、台湾と日本の関係は大いに発展したと喜んだ。

 安倍氏はそして、台湾はアジアと世界の平和と安定に大変重要だと強調、自分はアメ
リカに対して、アメリカと日本の国家指導者が台湾のリーダーと話し合えないのは不自
然だと主張したと述べ、今後の課題になるとの見方を示した。

 ジャーナリストの櫻井よしこさんは、中国大陸の脅威に直面する日本と台湾は自立し、
自己を強め、自信を持つしかないと訴えると共に、許世楷・代表のように台湾と日本を
愛する人が健在な限り、台湾と日本の関係はより密接になっていくだろうと述べて、許
世楷・代表の任期中の貢献を称えた。

 送別会ではこの他にも、日本の対台湾窓口機関・交流協会の服部礼次郎会長、金美齢
・女史、ジュディ・オングさん、中川昭一元経済産業相らが出席、許世楷・代表夫妻と
の別れを惜しんだ。


●本誌の転載転送を歓迎
 本会活動をより多くの方々にご理解いただきたく、転載転送をお願いします。その際、
 本誌からの転載転送である旨を記していただければ幸いです。

●日本李登輝友の会へのご入会─入会申し込みフォームをお使いください
 本会へのご入会申し込みフォームをホームページに設けています。これでお手軽にご
 入会申し込みができますのでご利用ください。

 ■入会申し込み http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0005.reg

●本誌が届かなくなった方は【解除→再登録】の手続きを
 このところ、本誌「メールマガジン日台共栄」が届かなくなったという方が続出して
 います。通常は週に3回以上発行しております。購読を解除したわけでもないのに届
 かなくなったという場合は、いったん購読を解除し、それから再登録をお願いします。

1)解除手続き http://melma.com/contents/taikai/
  「メールマガジン日台共栄」のマガジンIDは「00100557」
2)メルマ!事務局から「メールマガジン解除完了のお知らせ」が届く。
3)本会ホームページのメールマガジン欄「購読お申し込み」から申し込む。
  ホームページ:http://www.ritouki.jp/
4)メルマ!事務局から本登録を完了させる「メールマガジン登録のご確認」が届く。
5)本登録。
6)メルマ!事務局から「メールマガジン登録完了のお知らせ」が届いて完了!


日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の会
の活動情報とともに配信するメールマガジン。
●マガジン名:メルマガ「日台共栄」
●発   行:日本李登輝友の会(小田村四郎会長)
●編集発行人:柚原正敬




投稿日

カテゴリー:

投稿者: