台湾の許世楷・日本駐在代表のための送別会が1日夜に東京都内のホテルで盛大に開
催された。許世楷・日本駐在代表はまもなく退任する見通し。送別会には日本の安倍晋
三前首相をはじめとする国会議員80人以上が集まり、許世楷・代表が過去4年近くの間、
日本の政界及び各界と良好な交流を続けてきたことが示された。
許世楷・代表は挨拶で、これほど多くの友人たちが集ってくれたことに感謝、皆がこ
れからも台湾と日本の関係発展のために引き続き努力してくれるよう要請した。許世楷
・代表の夫人、盧千恵・女史は過去四年間の出来事を逐一挙げて懐かしんだ。
許世楷・代表はかつて、中華民国政府から「台湾独立分子」とレッテルを貼られ、ブ
ラックリストに入れられた。このため帰国できない状態が続き、日本に滞在した。中華
民国政府は当時、日本政府に許世楷氏の引渡しを要求したと言う。
安倍晋三前首相は挨拶の中で、祖父の岸信介氏が首相を務めていた当時、中華民国政
府による許世楷氏の強制送還要請を断ったエピソードを披露、自身は自民党幹事長の時
代に許世楷・代表と知り合ったと説明した。安倍前首相は、台湾を訪れる日本の政府関
係者のレベルが大幅に上がった他、互いの観光客に対するノービザ措置や自動車運転免
許証の相互承認など、台湾と日本の関係は大いに発展したと喜んだ。
安倍氏はそして、台湾はアジアと世界の平和と安定に大変重要だと強調、自分はアメ
リカに対して、アメリカと日本の国家指導者が台湾のリーダーと話し合えないのは不自
然だと主張したと述べ、今後の課題になるとの見方を示した。
ジャーナリストの櫻井よしこさんは、中国大陸の脅威に直面する日本と台湾は自立し、
自己を強め、自信を持つしかないと訴えると共に、許世楷・代表のように台湾と日本を
愛する人が健在な限り、台湾と日本の関係はより密接になっていくだろうと述べて、許
世楷・代表の任期中の貢献を称えた。
送別会ではこの他にも、日本の対台湾窓口機関・交流協会の服部礼次郎会長、金美齢
・女史、ジュディ・オングさん、中川昭一元経済産業相らが出席、許世楷・代表夫妻と
の別れを惜しんだ。
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