【5月15日 産経新聞】
台北駐日経済文化代表処の許世楷代表(台湾の駐日大使に相当)は14日、多年にわた
り、日台間の民間外交に貢献したとして、台北市在住の実業家、蔡焜燦(さい こんさ
ん)氏(81)らに、東京都港区の同代表処で、感謝状を贈った。
蔡氏は席上、「日本人との交流拡大は台湾人としての自分の義務。生涯続けたい」
と述べ、謝意を表した。
蔡氏は司馬遼太郎著「台湾紀行」に、博覧強記の“老台北”として登場。自信を失い
かけた日本人に「日本人よ胸を張れ!」と檄を飛ばし続け、日本の政財界や文化人に知
己が多い。
蔡氏と夫人は昨年4月、日本人の有志を代表する形で、産経新聞社とフジサンケイビ
ジネスアイも感謝状を贈っている。
許代表は同時に、1950年代から台湾独立運動に共鳴して力を尽くしてきた宗像隆幸(む
なかた たかゆき)氏(71)にも感謝状を贈った。
写真:14日、東京都港区の台北駐日経済文化代表処で、許世楷代表(中央)から感謝状
を手渡された蔡焜燦氏(右)と宗像隆幸氏
*編集部注:宗像隆幸氏は台湾独立建国聯盟中央委員、日本李登輝友の会理事、アジア
安保フォーラム幹事、鄭南榕顕彰会会長。