日本時代の歴史が数多く残されている台湾に魅了され、台湾に住み着いてしま
った片倉佳史さんは、これまで自ら編集発行するメルマガ「片倉佳史の台湾便り」
や台湾で出版した単行本でその成果を発表されてきていますが、このたび『台湾
日本統治時代の歴史遺産を歩く』という新刊を日本で出版されました。戎光祥
(えびすこうしょう)出版が版元です。
すでに8月26日付のメルマガ「片倉佳史の台湾便り」の号外で紹介されています。
本会のホームページでも紹介しています。日本時代の建物など、写真とそこに添
えられた文章は日本時代を描写するとともに、台湾の現在までをも伝える迫力が
あります。台湾のことを十分に知っていると思っている人にもぜひお薦めします。
日本人も台湾人も必見必備の「認識台湾」本です。片倉佳史さんのプロフィール
は下記の通りです。 (編集部)
片倉佳史(かたくら・よしふみ)
昭和44年(1969年)神奈川県生まれ。早稲田大学教育学部を卒業後、出版社勤務
を経て平成9年(1997年)より台湾と関わる。台湾各地に残る日本統治時代の遺構
を訪ね歩き、台湾と日本の歴史的関わりについて取材と調査を続けている。現在、
台湾に関する旅行ガイドブックを手がけるほか、地理、歴史、先住民文化、鉄道
など、幅広いジャンルで執筆・撮影を展開している。著書に『台湾日治時代
遺跡』、『台湾土地・日本表情』(以上、台湾・玉山社)、『旅の指さし会話帳
・台湾』(情報センター出版局)、『マップルマガジン台湾』(昭文社)。共著
に『食べる指さし会話帳・台湾』(情報センター出版局)、『トラベルストーリ
ー台北』『トラベルストーリー台湾』(以上、昭文社)、『ワールドカルチャー
ガイド台湾』(トラベルジャーナル社)など。また『観光コースでない台湾』
(高文研)を近刊予定。
片倉佳史です。新刊のお知らせです。
戎光祥出版という出版社から新刊がでました。『台湾日本統治時代の歴史遺産
を歩く』という本です。以下、簡単にご報告させていただきます。
台湾はご存じのように、終戦までの半世紀、日本の統治下に置かれてきました。
そして、現在もなお、各地に日本人が絡んだ遺構が数多く眠っています。私はそ
ういった遺構を探し歩き、台湾の人々と日本の関わりを訪ねてきました。そして、
台湾の人々が戦前、そして戦後の時代をいかに生き抜いてきたかを探究してきま
した。
本書で紹介した物件は100あまりですが、それは官庁建築や神社遺跡、駅舎、
石碑、校舎にいたっています。観光地となって親しまれている物件から、地元
の人々でも知らないというものまで、多岐にわたっています。
本書では、各物件にアクセスデータも付けてみましたので、この本を片手にこ
れらの遺構を訪ね歩くこともできるようになっています。今まではほとんど触れ
られることがなかった台湾を感じていただければ幸いです。
定価は1890円でA5判160頁となっております。カラーページも多いので、機会
がございましたら、ぜひお手に取ってみてください。全国の書店で発売中です。
http://www.ebisukosyo.co.jp/books/art_taiwan.htm
出版社が製作したサイトです。目次が見られます。
なお、ご購入などについてのお問い合わせは、戎光祥出版編集部
(03-5275-3361)までどうぞ。 info@ebisukosyo.co.jp
それでは、よろしくお願いいたします。ご意見とご感想をお聞かせいただける
と幸いです。
片倉佳史
◆毎回常に正確な情報提供をと心掛けていますが、もし、当メールマガジンで間
違いなどにお気づきの際には、メールにてご一報下さい。
◆発行者◆ 片倉佳史with LADY-M
台湾特捜百貨店http://www.katakura.net
片倉へのメールはnwotaiwan@hotmail.comへ。