台湾桃園国際空港のある桃園県は、桃園市などと合併して12月25日に行政院の直轄市になる。台
湾国際放送が詳しく報じているのでご紹介したい。
湾国際放送が詳しく報じているのでご紹介したい。
行政院直轄市は地方制度法で人口125万人以上と定められていて、204万人をかかえる桃園市は、
1967年の台北市、1979年の高雄市、2010年の新北市、台中市、台南市に続く6番目の直轄市。桃園
市の誕生により、これで実に台湾の総人口の70.5%(1645万人)が直轄市人口となる。
なお、記事では「向こう5年以内は新たな直轄市昇格案は出ないだろう」としているが、人口129
万人の彰化県、人口53万人の嘉義県と71万人の雲林県が合併しての直轄市構想があるとも伝えられ
ている。
桃園県、12月25日に「行政院直轄市」に
【台湾国際放送:2014年11月9日】
台湾北部の桃園県が12月25日に行政院直轄市となる。内政部民政司は、直轄市昇格後、桃園県下
の13の郷・鎮・市はいずれも行政院直轄市の「桃園市」の「区」に改められると説明した。直轄市
昇格に伴う、道路や住所、戸籍の変更に必要な経費はすでに予算が組まれている。
新たに出来る区長の人選は、29日の選挙で選出される新たな桃園市長が直接指名する。現在の
郷・鎮・市長が区長となる場合、「刑事記録」が無いこと、あるいはこれまで一期しか務めていな
いことが条件となる。
民政司では、中華民国台湾における行政院直轄市は6つとなり、向こう5年以内は新たな直轄市昇
格案は出ないだろうとしている。