桃園県(呉志揚県長)は台湾北西部の台北首都圏に隣接する、桃園国際空港を抱える約
200万人が住む大きな県だ。県の木も花も県名にふさわしい桃。1990年代末には、後に副総
統になる呂秀蓮氏が県長をつとめ、陳水扁総統時代は、今の新北市長をつとめ、次の総統
候補と言われる朱立林氏が県長をつとめていた。
200万人が住む大きな県だ。県の木も花も県名にふさわしい桃。1990年代末には、後に副総
統になる呂秀蓮氏が県長をつとめ、陳水扁総統時代は、今の新北市長をつとめ、次の総統
候補と言われる朱立林氏が県長をつとめていた。
一昨日の1月3日、桃園県の直轄市への昇格が認められたという。市としてのスタートは
来年(2014年)12月25日。外交部の日本語ウェブサイト「Taiwan Today」から紹介した
い。
ちなみに、台湾の報道によれば、直轄市の首長は閣議への出席権を持ち、政治的影響力
や予算配分などでも一般県市より優位だといい、桃園県は09年から昇格を目指してきたも
のの人口が足りず、2010年にようやく規定の200万人を突破し、2011年に準直轄市となった
という。
桃園県の直轄市昇格、行政院が承認
【Taiwan Today:2013年1月4日】
行政院は3日、内政部の審査結果に基づき、台湾北西部に位置する桃園県の直轄市昇格を
承認したと発表した。今後、規定の手続きを進め、来年12月25日に新たに直轄市としての
スタートを切る予定となっている。
行政院によると、同県が直轄市に昇格することで、新竹県や苗栗県を合わせた地域の科
学技術産業の強みを統合すると同時に客家文化の伝統がまとめられ、桃園国際空港とその
周辺の開発計画「桃園航空城(Taoyuan Aerotropolis)計画」といった重要な公共建設を
けん引することが見込まれる。また、直轄市域内の先住民の権益を保障していく方針が強
調された。
桃園県が直轄市に昇格すれば、台湾の直轄市は台北市、新北市、桃園市、台中市、台南
市、高雄市の6市になる。