李登輝前総統が「日台国交正常化やるべし」と明言

李前総統と深田祐介氏の『VOICE』対談一読のすすめ
  

 去る10月11日、本会ホームページで『文藝春秋』11月号の李登輝前総統と浅田
次郎氏の対談に引き続き、「10月10日発売の『VOICE』(PHP研究所)11月誌上で、
李登輝前総統と直木賞作家・深田祐介氏が『2007年激変する中国−日本は台湾と
の国交正常化を』 と題して対談を行っています。是非ご一読を」と紹介した。
 これまで何度も対談されてきた李登輝前総統と深田祐介氏だ。それ故に「日本
と台湾の交流の最終ポイントは国交正常化にあり」とまではっきり結論するこの
対談だから、「やはり、是非ご一読を」とおすすめしたい。
 小見出しを紹介すればだいたいの内容はわかる。特に『VOICE』編集部のつけ
方は、内容を的確に反映しつつ読者の興味をそらさない、うまい付け方をしてい
る。「中国経済がもたらす負の影響」「農村差別に乗っかる日本企業」「2007年
までに台湾憲法制定を」「勢いを増す台湾人」「台湾は中国の軍事力に負けない」
「日本は台湾と正面から向き合え」。
 李登輝前総統が日台の国交正常化について「日本は台湾とこそ国交正常化をや
るべきです」と、ここまで明確に述べられたのは恐らく初めてのことではないだ
ろうか。編集子は寡聞にして知らない。堂々の日台国交正常化宣言である。
 本会の小田村四郎会長は、阿川弘之会長の後を襲っての会長就任挨拶の中で、
本会の使命を遂行する条件の第一として日台の国交正常化について、次のように
明確に述べている。
「第一は、我が国が台湾を正統な独立主権国家として認知し、正規の国交を回復
し、台湾の国際社会への復帰を支援することです」(『日台共栄』第2号)
 小田村会長の就任挨拶でもその理由は縷々述べられているが、中国や台湾の現
状など、その背景についてはやはりこの対談を読んでいただくのが手っ取り早い。
やはり「ぜひ、ご一読を」とおすすめしたい。           (編集部)



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