李登輝元総統追悼:後藤新平顕彰会副会長で本会会員の高橋力氏が地元紙にコメント

 李登輝元総統を追悼する本会関係者のコメントが新聞など掲載されています。これまで産経新聞に掲載された群馬県の山本厚秀(やまもと・あつひで)理事と元仙台市長の梅原克彦(うめはら・かつひこ)常務理事、毎日新聞に掲載された関西在住の辻井正房(つじい・まさふさ)副会長と清河雅孝(きよかわ・まさたか)理事、栃木県の地元紙「下野(しもつけ)新聞」に掲載された林建良(りん・けんりょう)常務理事と宇井肇(うい・はじめ)理事のコメントをご紹介してまいりました。

 本日は、岩手県の地元紙「岩手日日新聞」に掲載された、後藤新平顕彰会副会長で本会会員の高橋力(たかはし・ちから)氏のコメントをご紹介します。

 高橋氏は奥州市役所を退任後、拓殖大学大学院修士課程(地方政治行政研究科)を修了し、2012年、李登輝元総統が2007年6月に訪問された後藤新平記念館館長に就任(2017年3月退任)。2015年から地方政治行政ガバナンス研究室を主宰しつつ、後藤新平顕彰会副会長や陸中一宮駒形神社総代、拓殖大学地方政治研究所客員教授をつとめています。

 ちなみに、李元総統は第1回後藤新平賞の受賞者で、記念講演は日本李登輝友の会編纂『李登輝訪日 日本国へのメッセージ』(まどか出版、2007年)に収録しています。

—————————————————————————————–台湾・李元総統の冥福祈る 後藤新平顕彰会【岩手日日新報:2020年8月6日】

 後藤新平顕彰会(山口了紀会長)は7月31日の三役・常任理事会に先立ち、奥州市水沢大手町の後藤新平記念館で、同30日に亡くなった台湾の李登輝元総統の冥福を祈り、黙祷(もくとう)をささげた。

 李元総統は2007年の来日の際、同記念館や後藤伯記念公民館、生家などを訪問。台湾民政長官を務めた後藤に敬意を払い、台湾の近代化を進めたリーダーシップをたたえた。

 同顕彰会では同日、三役・常任理事会の前に、同記念館の職員を講師として、緊急特別展「日清戦争帰還兵検疫事業」の解説、「衛生と都市建設」と題した講話を聞いた。李元総統の突然の訃報を受け、三役・常任理事は李元総統への生前の功績への敬意と、冥福を祈ろうと黙祷した。

 同顕彰会副会長で日本李登輝の会会員の高橋力さん(71)は「日台友好親善に大きく貢献した大人物。台湾の国づくりにも努力されたが、民政長官だった後藤の手腕、リーダーシップを高く評価していた。素晴らしい人物」と逝去を惜しんでいた。

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