李登輝元総統の国葬は9月19日、10月7日に五指山軍人墓地に埋葬

 霊魂があの世から戻って来ると言われる鬼月に入った旧暦7月1日にあたる昨日(8月19日)、台湾の総統府は予定どおり逝去された李登輝元総統に関する葬儀実行委員会を開き、中央通信社は「告別追悼礼拝を来月19日に北部・新北市淡水の真理大学大礼拝堂で行い、10月7日に同市汐止の五指山軍人墓地内『特勲区』に遺骨を埋葬すること」を決定したと伝えています。

 告別追悼礼拝は実質的な国葬で、蔡英文総統も参列し、一般向けの追悼会場を設けて中継する方針だそうです。また、現在、ご自宅に安置されているご遺骨は国防部が所管する五指山軍人墓地に埋葬され、この日はすべての行政機関が半旗を掲げて弔意を示すそうです。

 告別追悼礼拝および埋葬の儀に「海外の要人を招待するかどうかについてはこれから決めるという」(産経新聞)と報じています。

—————————————————————————————–李登輝元総統の遺骨、10月7日に五指山軍人墓地に埋葬【中央通信社:2020年8月19日】https://japan.cna.com.tw/news/apol/202008190006.aspx

 (台北中央社)先月末に死去した李登輝元総統の葬儀に関する会議が19日、総統府で開かれ、告別追悼礼拝を来月19日に北部・新北市淡水の真理大学大礼拝堂で行い、10月7日に同市汐止の五指山軍人墓地内「特勲区」に遺骨を埋葬することが決まった。

 会議は頼清徳副総統が召集し、司法院、行政院、立法院、考試院、監察院の5院の院長のほか、李氏の遺族、李政権で役職を担った元副総統の連戦氏や蕭万長氏らが出席した。

 告別追悼礼拝はキリスト教式で執り行われる。蔡英文総統も出席し、国家の功労者を表彰する「褒揚令」を授与する。遺骨の埋葬は国葬の規格で行い、10月7日当日は全国の公務機関で半旗を掲げる。

 五指山軍人墓地は、勲章受章または勤務20年以上の現役・退役軍人の遺骨をまつる国軍管轄施設。「特勲区」には国光勲章や青天白日勲章の受章者や、生前に手本となる忠義的行為があった功労者が安置される。

(陳俊華、温貴香/編集:名切千絵)

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