交流協会の今井正理事長や台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表らも出迎え、本会会員らが日の丸
の小旗や緑の台湾旗で歓迎する中、お元気な様子で降り立たれました。
一昨日(7月22日)は、超党派でつくる「李登輝先生の講演を実現する国会議員の会」が主催
し、衆議院第一議員会館の「多目的ホール」において午後3時から「台湾のパラダイムの変遷」と
題して講演されました。
14時40分ころ、岸信夫・衆院議員が待ち受ける衆議院第一議員会館に江口克彦・参院議員らとと
もに降り立たれ、控室へ。下村博文・文部科学大臣や古屋圭司・衆院議員らとしばし歓談。それか
ら講演に臨まれました。
会場はすでに満堂。212人の国会議員と100人を超える議員秘書などが出席、岸信夫議員の司会で
始まりました。会場の後は報道陣のテレビカメラが10台以上も並び、立錐の余地もないとはこのこ
と。本会関係者も川村純彦・副会長や黄文雄・副会長など10人ほどの役員が聴講。
下村文科大臣の挨拶に続いて、李登輝元総統の国会議員を前にした「台湾のパラダイムの変遷」
と題する講演が開始されました。
音吐朗々と話される講演の模様はすでに動画でアップされています。詳しくは下記からご覧いた
だきたい。
◆【動画】李登輝元総統国会講演 「台湾のパラダイムの変遷」
https://www.youtube.com/watch?v=W-JF9mS-HDo
ちなみに、超党派は自民党、公明党、民主党、維新の党、次世代の党からなり、発起人は40人
で、自民党は鳩山邦夫、麻生太郎、古屋圭司、下村博文、井上信治、萩生田光一、岸信夫など22
人、公明党は上田勇、冨田茂之、魚住裕一郎の3人、民主党は前原誠司、渡辺周、長島昭久など6
人、維新の党は松木謙公、石関貴史、柿沢未途など6人、次世代の党は平沼赳夫、中野正志、江口
克彦の3人です。
3時42分、ご講演が終わると、なんと議員の方々が次々と立ち上がって拍手しはじめ総立ちのス
タンディングオベーション。圧巻でした。
質疑応答では、日台若手議連事務局長の秋元司・衆院議員や弁護士出身の丸山和也・参院議員な
どが次々に質問。最後に、発起人の魚住裕一郎・参院議員が閉会の挨拶。その後、山東昭子・参院
議員が李元総統に花束を贈呈し、ほぼ予定の時間をもって閉会となりました。
日本の国会議員が李元総統を招聘してご講演いただくのは初めてのことです。中国などの圧力を
ものともせず、麻生財務大臣や下村文科大臣などの安倍内閣の閣僚が発起人となっていることに
「日本も変われば変わるものだ」と深い感慨を覚えた、日本の歴史に残ると言っても過言ではない
画期的な講演会でした。その意義はどれほど強調しても、強調しすぎることはないと思います。
2001年ご来日以来の経緯を振り返ってみれば、その思いを共有することができるのではないで
しょうか。安倍内閣だからこそできた国会初講演だったかと思います。