昨年末に体調を崩され、病気療養中であったといいます。
今年2月の基隆オフ会では、途中抜けさせて頂いて、李社長をお見舞いした時には筆
談ながら前向きな姿勢を見て病気克服を確信したのであるが、叶わずに本当に残念で悲
しいことです。
勝美旅行社は台湾をリピーターとして旅行する旅行者を対象にバスチャーターや宿の
予約など、台湾旅行をきめ細かくサポートしてくれる存在として、台湾フリークの旅行
者の中では知られた存在であった。
勝美旅行社
http://www.katsumi.net
台北市松江路190号2F
886-2-2562-5025
昭文社発行の「新・個人旅行2007年台湾」の163頁に勝美旅行社が「現地旅行代理店」
として取り上げられており、在りし日の李社長がスタッフと共に笑顔で映っている。
私と李社長は昨年9月の李登輝友の会千葉県支部主催のツアー旅行で、現地の列車指
定席、マイクロバス手配を依頼してからのお付き合いです。
千葉県支部主催ツアーは思ったように人を集められずに、花連行は予約したタロコ号
が2名の定員割れとなった。
李登輝友の会本部の事務局スタッフで千葉県支部担当から李社長に相談があったのか、
結局その2名の空席は李社長と奥様の2名が参加する事で定員割れにならずに済み、更に
花連地区のガイドまで務めて下さったことが印象に残っています。
私とは初めての顔合わせであり、普通であればそういう事をする義理も無い。
よくよく考えてみて、申込のあった旅行会社の社長が定員割れした顧客のツアーに夫
人を伴って参加する事は普通には考えられない。
しかしながら、李社長のご配慮のお陰で私は楽しくて、印象深いツアーとなった事が
今でも印象に残っています。
李社長の誠心誠意な顧客重視の姿勢がにじみ出ていて、私は心から感謝した。
昨年李清興社長ご夫妻が同行されたツアーの記事
http://blogs.yahoo.co.jp/chibanittai/22934625.html
http://blogs.yahoo.co.jp/chibanittai/23024572.html
http://blogs.yahoo.co.jp/chibanittai/23121978.html
この写真の一番上の半ズボンの男性が李社長です。
http://blogs.yahoo.co.jp/chibanittai/23214471.html
http://blogs.yahoo.co.jp/chibanittai/23325523.html
また、新幹線で行く「気楽な台中」と言う記事も頂きました。
http://blogs.yahoo.co.jp/chibanittai/28804625.html
李社長は戒厳令時代に台湾を訪れた日本人のガイドをして日本語を覚え、民主化後は
旅行社を立ち上げて日本人が好むようなきめ細かい旅行形態に対応できるような受け入
れツールを用意していた。
仕事ぶりはまじめで誠実、「誠意を以って尽くせば利益は後からついてくる」と言う
ような考え方であったと感じた。
事実、昨年の千葉県支部主催旅行以降は私の台北行きのホテル予約は殆ど勝美旅行社
経由でしている。
3日前でもメールでホテル予約受付をしてくださり、入金もみずほ銀行の口座であり、
国内出張に近い感覚で台湾に出かけることが出来ている。
今後も勝美旅行社での依頼は続くであろう。
日本李登輝友の会主催の「台湾李登輝学校研修団」通訳でも多大なご協力を頂いてい
た。
年齢的に、日本統治時代の教育を受けた訳ではないが、「日本精神」が体内に流れた
ような方であった。
私は5月25日に出張に向かう列車の中で訃報を聞いて天を仰いだ。悲しみで涙がこぼ
れる以前に全く気が抜けてしまった。
同時期にはくしくも5月23日-26日で日本李登輝友の会の第9回台湾李登輝学校研修団
が台湾を訪問していた。
お元気なら参加されたであろう、李社長の席には名札があり、「千の風になって、第
九回李登輝学校に出席されました」と言う写メールを友の会本部事務局スタッフから受
け取った時には涙が止まらなかった。
今年も10月前半に千葉県支部主催の台湾ツアーを計画し、李社長と共に談笑しながら
の旅行を計画し、ブログ仲間も多く連れて行きたかった。
本当に残念で、誠に惜しい方を亡くした。
李社長のご冥福をお祈りすると共に、今後の日台共栄推進と勝美旅行社のご発展を心
からお祈りしたい。
合掌
(5月28日 千葉発「日台共栄」より)
■日本李登輝友の会千葉県支部ブログ 千葉発「日台共栄」
http://blogs.yahoo.co.jp/chibanittai/39259307.html