【8月21日 千葉県支部ブログ「千葉発日台共栄」】
http://blogs.yahoo.co.jp/chibanittai/17918178.html
昨日(8月20日)午前10時40分頃、那覇空港に着陸したばかりの中華航空機が炎上した。
けが人はいたもようだが、幸い死者は出なかったのが不幸中の幸いであろう。
原因についてはこれから国土交通省や事故調査委員会が検証し、機体に問題があるの
か、ヒューマンエラーなのか等の判断が下されるであろう。
小生は台湾に行く時はJALのマイルカードを持っている関係からJAA(JALの関係会社)を
使用する事が多いが、格安ツアー催行の場合はどうしても融通がきき、格安航空券が多
く出ている中華航空使用となる。
また、広島や札幌などは中華航空しか就航していないし、北陸の各都市からの台湾チ
ャーター便は中華航空である。
しかし、サービスとは裏腹に事故率が高い。
1994年の名古屋空港での炎上は非常に大きな衝撃であったが、98年には台北空港近く
で墜落事故、その5年前の1989年には山に突っ込む事故、2002年には台湾海峡で墜落する
事故や香港での転覆、そして2007年に那覇空港での事故と、ほぼ4年に1度大事故が起こ
っているから「オリンピック航空」なんて皮肉も出る始末。
アジア系の航空会社は事故率が高いというが、同じ台湾系のエバー航空はトラブルの
話は殆ど聞かない。
中華航空は退役軍人がパイロットをやるから事故率が高いという話もあるが、元軍人
がパイロットをやるのは別に中華航空だけではない。企業体質にも問題があるのかも知
れない。
JALが1985年の御巣鷹山への墜落事故以来22年間、一応人身事故は起こっていないし、
ANAは30年以上無事故である。上には上が居てドイツのルフトハンザは墜落事故は過去80
年で1度だけ、オーストラリアのカンタス航空は90年近く無事故である。
ここまではさすがに……ではなく、このレベルを台湾の航空会社も目指してほしい。
日台共栄、日台交流ではどうしても航空機の果たす役割は大きい。
それなのに、台湾のナショナルフラッグが「要人が海外に行く時は乗らない」何て言
われているようでは心もとない。(ちなみに今年5月来日された李登輝氏は中華航空に乗
っていた)
特に地方在住の方は「中華航空しか就航していないが、その中華航空は怖いから台湾
には行きたくない」と言う気持ちを抱きかねない。
中華航空は猛反省の上、再発防止を徹底し、これを機に世界指折りの安全な航空会社
を目指してほしい。