ション」(略称:天皇誕生日レセプション)が開催されます。台北事務所の早川友久・所長など、
本会関係者もお祝いに駆けつける予定です。また本会は、故黄昭堂・台湾独立建国聯盟主席になら
い、今年も「祝 天長節」の生花を贈っています。
本日は、本会が平成14年(2002年)に設立してからちょうど13年目の佳日に当たります。また、
李登輝元総統令孫の李坤儀さんの結婚式という晴の日で、本日は二重三重に喜ばしい日です。
ちなみに、国交が断絶している台湾で「天皇誕生日レセプション」が再開されるようになったの
は、12年前の2003年(平成15年)12月12日。当時の内田勝久(うちだ・かつひさ)交流協会台北事
務所代表の英断によります。
このとき中国は猛烈に反対し、報道官が鬼のような形相で「断固受け入れられない。即刻、中止
すべきだ」と訴えていました。しかし、内田代表は粛々と開催し、翌年も12月に開催しています。
台湾にある各国の在外公館がそれぞれナショナル・デーを祝う式典を開催しているのですから、日
本だけ非難するのは筋が通りません。
続く池田維(いけだ・ただし 2005年7月〜2008年7月)代表、齋藤正樹(さいとう・まさき 20
08年9月〜2009年12月)代表、今井正(いまい・ただし 2010年1月〜2012年4月)代表、樽井澄夫
(たるい・すみお 2012年4月〜2014年7月)代表も、日本のナショナル・デーである天皇誕生日レ
セプションを台湾の人々とともにお祝いしてきました。
そして、昨年7月に赴任した現在の沼田幹男(ぬまた・みきお)代表も、昨年12月はじめに訪問
した本会の「役員・支部長訪台団」(梅原克彦団長)に対し「天皇誕生日レセプションと台湾の
方々への叙勲は続ける」と明言して昨年は12月11日に開催し、今年は本日の開催に至っています。
世界のどの国も、その国にとってもっとも記念すべき大切な日として「ナショナル・デー」を定
め、各国の在外公館は年に1度、その国の要人を招いてナショナル・デーを祝う盛大な式典を開催
しています。
アメリカは独立記念日の7月4日、ドイツは東西ドイツ統一記念日の10月3日、フランスは革命記
念日の7月14日、中華人民共和国は国慶節の10月1日。日本は今上陛下ご生誕日の12月23日をナショ
ナル・デーとしています。
本誌では自治体や鉄道などの姉妹提携をできるだけお伝えするようにしていますが、東日本大震
災以降、日本と台湾の絆はますます強く深くなっています。毎年の天皇誕生日レセプションもその
絆の一つです。
いまや中国は、台湾で開く天皇誕生日レセプションに対してなにも言わなくなりました。やは
り、固い土は掘れないのです。