本会副会長の趙中正・全日本台湾連合会会長が総統府国策顧問に就任

台湾の総統府は8月1日、頼清徳総統が任命する総統府顧問に相当する「資政」や「国策顧問」の新たなメンバーを発表した。

任期は8月1日から2026年5月19日までの2年。

資政は27人。

新たに、謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表や蘇貞昌・元行政院長、顔志發・蔡英文友の会全国総会長など8名が選出され、姚嘉文・元考試院院長や台湾日本関係協会の邱義仁・前台湾日本関係協会前会長、黄崑虎・台湾友の会会長など19人は留任。

国策顧問は73人。

新たに全日本台湾連合会会長で本会副会長の趙中正氏などが選出された。

日本在住者から総統府の国策顧問に選出されたのは、陳水扁総統時代の金美齢・JET日本語学校理事長のみで、2人目となる。

心から祝意を表し、総統府発表の資政と国策顧問の名簿および趙中正氏の略歴をご紹介したい。

◆總統府公布新聘資政、國策顧問名單 総統府[2024年8月1日] https://www.president.gov.tw/NEWS/28626

◆趙 中正[ちょう・ちゅうせい]氏 1944年(昭和19年)、モンゴル・チチハル生まれ。

日本大学法学部卒。

南カリフォルニア大 学大学院・ポリティカルサイエンス部へ留学。

1969年11月、オアシス商事株式会社を創立し て代表取締役に就任。

台南出身の父親の影響を受けて青年期から台湾独立運動に深く関わり、ブラックリスト解除後 の1992年11月、父の代理で台湾独立建国聯盟の黄昭堂主席、金美齢氏、張國興氏とともに帰 台し初めて台湾の土地を踏む。

台湾初の政権交代実現後、僑務委員会僑務委員や諮問委員を歴 任。

2017年6月、全日本台湾連合会会長に就任。

2019年3月、日本李登輝友の会常務理事に就任し、 2023年3月に副会長に就任。

日本蔡英文総統後援会会長や全日本頼清徳後援会会長も務める。


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