6月27日に台湾で起こった粉塵爆発事故を受け、交流協会台北事務所の沼田幹夫代表は7月6日、
台湾からの要請があった場合は必要な支援を提供する用意があると表明した。
台湾からの要請があった場合は必要な支援を提供する用意があると表明した。
一方、日本赤十字社は7月6日、体表の30〜50%に火傷を負った患者50人から100人分に相当する
2730枚の人工皮膚(台湾元2306万元、日本円約9040万円に相当)を台湾の赤十字会総会に寄贈し
た。読売新聞の記事を紹介したい。
朝日新聞は台湾側の反響について「台湾赤十字の王清峰会長は『迅速に対応してもらった』と謝
意を示した」「寄贈を受けた台湾大学病院整形外科の戴浩志医師は『非常に貴重なものなので、身
体の重要な機能を担う手や関節に使いたい』と話していた」と伝えている。
日本赤十字、台湾へ1億円相当の人工皮膚を寄付
【読売新聞:2015年7月6日 】
【台北=向井ゆう子】台湾北部の娯楽施設のイベント中に起きた爆発事故を巡り、日本赤十字社
は6日、約1億円相当の日本製人工皮膚を台湾に寄付した。
台湾当局によると、この事故ではこれまで3人が死亡。6日現在、432人が入院中で235人が重体と
なっているという。寄付は台湾からの要請で行われたもので、記者会見した台湾大学病院の何弘能
副院長は「日本の優しい心を感じた。(台湾の)医学界を代表して感謝する」と語った。
事故は演出で使われたカラーパウダーが「粉じん爆発」を起こした可能性が指摘されている。被
害が広がったのは、爆発が複数回起きたことや、若者らが水着などの軽装だったことが挙げられて
いる。