日本台湾交流協会台北事務所の「日台友情エピソード」に本会関係者も応募

 本誌2月9日号で、今年は2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災から10年という節目の年を迎えたことから、日本台湾交流協会台北事務所が「震災後の日台の友情の10年を振り返りたい」ということで、2月8日から3月14日まで、東日本大震災の「日台友情エピソード」を募集しはじめたことをご紹介しました。

 投稿は、日本台湾交流協会台北事務所のFacebookに中譯文とともに掲載されますが、ホームページでも紹介される投稿があるようです。

 本会関係者も寄せていて、2月19日に加藤秀彦氏、2月23日に佐藤千枝さんの投稿がFacebookに掲載されました。お2人の投稿は日本台湾交流協会台北事務所のホームページでも、2月22日に加藤氏、26日には佐藤さんの投稿が掲載されています。

 加藤氏の投稿は日本人として初めてだったそうで、本会青年部の活動として2013年3月9日、野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)開催中の東京ドームで台湾応援ペーパーを配布したエピソードを投稿しています。

 また、佐藤さんの投稿にある小学1年生たちの「日本加油」のYouTubeは、なんと33万回以上も見られています。編集子も当時、日本にYouTubeで声援を送りつづける台湾の人々にとても励まされたことかを思い出しました。この50秒ほどの小学一年生たちの「日本加油」YouTubeも覚えています。

 ここにFacebookに掲載された投稿をご紹介するとともに、改めて募集要項をご紹介します。

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【募集】 東日本大震災にかかる日台友情エピソード〜あなたの思い出共有してください〜 #我的311、#日台友情【日本台湾交流協会台北事務所:2021年2月8日】https://www.koryu.or.jp/news/?itemid=2093&dispmid=5287

・提供方法

 氏名、連絡先、エピソード(800字程度まで)、写真(3枚程度)を、以下のメールアドレス宛にご送付ください。 (募集は3月14日まで)

 friendship-k1@tp.koryu.or.jp

 ※お送りいただいたエピソードが必ず掲載されるとは限りません。 ※掲載に際しては当所にて適宜編集を行います。 ※ご提供いただく写真は著作権が投稿者の方に属し、肖像権の問題がないものに限ります(掲載後のトラブルについて  は当所は責任を負いかねます。)。

—————————————————————————————–東日本大震災の日台友情エピソード(加藤秀彦さんからの投稿)【日本台湾交流協会台北事務所:2021年2月19日】https://m.facebook.com/login.php?next=https%3A%2F%2Fm.facebook.com%2FJiaoliuxiehuiTPEculture&refsrc=deprecated&_rdr

・HP;2021年2月22日 https://www.koryu.or.jp/news/?itemid=2112&dispmid=5287

【東日本大震災の日台友情エピソード/311日台友情小故事】(加藤秀彦さんからの投稿/加藤秀彦先生的投稿)★中譯文在下面 #日台友情 #我的311

 初めての日本人の方からの投稿です! 名古屋で日本人と台湾人の交流会を行っている加藤秀彦さんのエピソードです。

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 東日本大震災から2年後の2013年3月9日、野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)開催中の東京ドームで「多謝台湾為311賑災台湾隊加油!」という活動をしました。これは「台湾からの東日本大震災の支援、ありがとう。台湾チーム頑張れ!」の意味です。台湾対キューバの試合が行われる東京ドームで、2000枚の台湾応援ペーパーを来場した台湾人や日本人に配布しました。

 東日本大震災で東北の日本人は地震や津波で家を失い、原発事故で故郷を去らなければならなくなりました。その現実を前に多くの日本人は言葉を失い、深い悲しみと絶望感を味わいました。

 そんな中、様々な国から支援をいただきましたが、飛び抜けて多くの支援をしてくれた国があります。それが台湾です。人口2300万人、GDPも日本と比べると少ない国が、苦しい状態にある日本のために250億円を超える義援金を送ってくれたことに本当に感動しました。

 台湾から送られた義援金の実に9割が一般の方からの寄付と聞きました。大企業や有名人が大金を送るのではなく、サラリーマンや主婦のような、普通の方が少しずつ集めてくれたのです。これはまさに2300万人の台湾人すべての真心の結晶と言えます。この台湾人の真心を私たち日本人は心に深く刻んでおくべきだと考えました。

 WBCで観客として訪れる台湾人は、まさに義援金を送ってくれた「普通の方」なのです。この方達に直接感謝の気持ちを伝えるため、この活動を行ったのです。

 震災から日が経つにつれて、だんだん当時の記憶が薄れてきます。しかし日本のために台湾の方々がくれた真心を、多くの日本人が記憶に留めておくことが両国の絆をより一層深める土台になるでしょう。

加藤秀彦(日台交流サロン 会長、日台若手交流会 名誉会長)

—————————————————————————————–東日本大震災の日台友情エピソード(佐藤千枝さんからの投稿)【日本台湾交流協会台北事務所:2021年2月23日】https://m.facebook.com/login.php?next=https%3A%2F%2Fm.facebook.com%2FJiaoliuxiehuiTPEculture&refsrc=deprecated&_rdr

・HP:2021年2月26日 https://www.koryu.or.jp/news/?itemid=2124&dispmid=5287

【東日本大震災の日台友情エピソード/311日台友情小故事】(佐藤千枝さんからの投稿/佐藤千枝小姐的投稿)★中譯文在下面 #日台友情 #我的311

 佐藤千枝さんから、震災当時に大変励まされたYouTubeをご紹介していただきました!

 可愛い小学1年生たちは、今では高校生になっていますね。「日本頑張れ!」って応援してくれたことを覚えていますか? 日本の人たちは応援してもらったことを覚えています!

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 東日本大震災では台湾からいろいろ応援していただきました。

 その中でも一番印象に残っているのは小学一年生達の「日本加油」のYouTubeでした。

 最初の台湾華語の文章は読めないけど、漢字から「地震と津波の被害を見て台湾大地震を思い出し我が身のように思いました。日本がんばれ!」と読み取りました。

 ここですでに涙目でしたが、小学一年生の「日本加油!」の叫び声を繰り返し聞いてるうちに涙が止まらなくなりました。

 今でも見るたびに涙がでます。

 台湾の応援が大変嬉しくて励みになりました。

 ありがとうございます。

──────────────────────────────────────※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。


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