日光日台親善協会が台湾の大学生の実習を初受け入れ

台湾の高校生の第二外国語の選択率は、相変わらず日本語がトップだ。

 台湾の教育部の統計(2015年度)によると、高校生総数は79万2,366人で、高校数は503校あるという。このうち、第二外国語を選択した生徒数は5万3,570人で、日本語を選んだのは2万9,262人で54.6%を占め、断トツだった。以下、2位:フランス語(7,054人、13.2%)、3位:ドイツ語(6,112人、11.4%)、4位:スペイン語(5,722人、10.7%)、5位:韓国語(4,259人、7.9%)と続く。

 また、台湾で日本語学科を最初に設けた大学は中国文化大学で1963年のことで、次いで、淡江大学(1966年)、輔仁大学(1969年)、東呉大学(1972年)と続く。いずれも私立大学だが、国立大学では政治大学がもっとも早く1989年で、次いで台湾大学の1994年となっている。大学の日本語学科も年々増加傾向にあり、現在は40以上の大学が同学科を設けているという。

 このように、台湾では日本時代が50年という歴史的要因や、近いという地理的な面、また若い世代が小さいころから日本のドラマやアニメーション、ゲーム、雑誌などに親しんでいることなどを背景に、日本への憧れが強いと言われる。

 それは、高校生の修学旅行にも明確に現れていて、2011年以降、韓国を抜き去って日本を選択する高校がトップとなっている。2013年度は1万1,382人(310校)で、2位の韓国(5,567人、193校)を大きく引き離している。

 このようなことを背景として、日本で働きたいという若者も少なくない。

 栃木県の地元紙「下野新聞が「台南市にある長栄大応用日本語学科の学生10人が日光地区の飲食店で働きながら日本語を学んでいる」と報じている。いずれも日本語検定2級以上の語学力を持つこの実習生を受け入れたのは日光日台親善協会(宇井肇会長)で、初めてのことだという。

 日光日台親善協会の事務局長をつとめる宇井貴彦氏が社長の「日光総業が市内の社員寮を提供して受け入れ、同社経営のレストラン『明治の館』などで接客業務に当たっている」とも報じている。下記に記事の全文をご紹介したい。

————————————————————————————-接客を通して日本語学ぶ 台湾の学生10人が実習中 日光【下野新聞SOON:2018年8月18日】

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/62898写真:明治の館で実習中のコウさん(中央)と朱さん(右)

 【日光】市と観光友好都市を結ぶ台湾・台南市にある長栄大応用日本語学科の学生10人が28日まで、日光地区の飲食店で働きながら日本語を学んでいる。同大が国際的観光地である日光での実習を希望し、日光日台親善協会が初めて実習生を受け入れた。学生たちは日本語を生かした仕事に就くことを目指しており、「方言など現地でしか学べないことが多い」と熱心に実習に取り組んでいる。

 親善協によると、同大の学生は今夏、約60人が北海道から沖縄まで日本各地で実習を受けている。日光での実習には定員10人に対して36人が希望した。

 学内選抜を経て3年生の男子2人、女子8人が7月初旬に来県。親善協の事務局である日光総業が市内の社員寮を提供して受け入れ、同社経営のレストラン「明治の館」などで接客業務に当たっている。

 10人とも日本語検定2級以上の語学力があり、同社社長で親善協の宇井貴彦(うい・たかひこ)事務局長(60)は「日本語を学ぶ意欲が高く、真面目に業務をこなしている。卒業後に就職希望があれば受け入れたい」と評価する。

 男子学生のコウ品儒(こう・ひんじゅ)さん(21)は「教科書にはない生の日本語が学べている。今後、日本のバイクメーカーで働きたい」。女子学生の朱怡セン(しゅ・いせん)さん(21)は「自然が豊かで水がおいしい」と日光の印象を話した。

 同大は来年以降の実習地を日光に集約することを検討している。宇井事務局長は「日台親善と夏場の人手不足を踏まえ、受け入れを望む地元企業は多い。しかし、大人数を受け入れられる住居が必要。市営住宅の活用などで市にも協力してほしい」と話している。


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